紙のように薄く、折り曲げられるタブレットPC「PaperTab」をカナダ・オンタリオ州クイーンズ大学がIntel、英Plastic Logic社と共同開発。米ラスベガスで開催中のCES 2013において試作機を公開した。

このタブレットPCは、英Plastic Logic社が開発した10.7インチの高解像度なプラスチックディスプレイ、フレキシブルに曲がるタッチスクリーン、そしてCPUには第2世代のIntel Core i5を搭載。動画を見るとわかりやすいが、1台のディスプレイに複数のウィンドウを立ち上げるように、"1枚"のPaperTabを複数同時に並べるスタイルでマルチな作業ができる。

PaperTab試作機のデモ動画

折り曲げられるという特性を活かしたジェスチャ操作が盛り込まれているところもユニーク。たとえば、メールを作成したPaperTabの端を別のPaperTab(画像ビューワを表示させている)に接触させることで、メールに画像を添付できたり、文書を開いているPaperTabの端を折り曲げることで次のページを表示させたり、といった操作が上のデモ動画で確認できる。ただ、動画を見てのとおり、PaperTabから2本のケーブルが延びており、完全なワイヤレス環境で利用することはできないようだ。