熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「井上公造が選ぶ"今年の芸能ニュース"ベスト5」【スッキリ】

5位はピース綾部と藤田紀子の熱愛。「INGがある(続行中)という情報も」(井上)。4位は塩谷瞬の二股騒動。「これまで二股はいたけど、泣いて会見したのは彼だけ」(井上)。3位は高嶋政伸と美元の離婚裁判。「さわいだ割にはあっけなかった。美元は今激しい濡れ場のある映画を撮っている」(井上)。2位はオセロ中島知子の家賃650万円滞納騒動。「マインドコントロールは解けた。来年の早い時期に復帰。ただお笑いか女優かわからない」(井上)。1位は森光子さん、中村勘三郎さんら大物芸能人の訃報。「今年ほど相次いだ年は記憶にない」(井上)。

井上のコーナーは、またも「予想通り」の内容ばかり。最近、既報ばかりで独自情報が少なく、元気がないように見える。

●「華原朋美、再ブームへ!」【知り】

復帰後、『I’m proud』のカラオケ歌唱数が4倍、着うたランキング28位になったという。新聞紙上でも「再ブーム!」と書かれ、「声が全然衰えていない」「やっと断ち切れたから応援したい」と町の声も温かい。

「苦しい人に元気になってもらえるような立場になりたい」と語る華原を見た田村淳も、「歌だけじゃなく、人間力も上がったから(支持されるの)でしょうね」と納得。伊藤利尋アナも「表現者という立場だから、ダイレクトに伝わってくる」と話したが、自分にも言い聞かせているように見えた。

●「ほしのの夫、三浦皇成騎手が裏切りのキス」【ミヤネ】

昨年12月の結婚当時は13歳の年の差を感じさせないアツアツぶりを見せていたが、1年がすぎて怪しい雲行きに。三浦が騎手仲間数人とパーティーを開き、女子大生とイチャイチャ。馬乗り状態になり、濃厚なキスをしていたという。妻のほしのがペニーオークション騒動で大変なときだけに、心の傷は深そうだ。

報道記事を見た宮根誠司は、「写真は三浦騎手か分からないけど、親密な感じだった。でも個室なのに誰が撮ったんや?」とフォロー。さらに、「ひと回り年上の奥さんなので、手綱締められるんちゃいますか」と締めくくった。自身、今年は隠し子報道もあっただけに、あまり強く言えないのかも。

●「CM起用社数ランキングに意外な男の名が。その理由を検証」【とくダネ】

女性のランキングは、上戸彩、芦田愛菜、武井咲の3人以外、AKBメンバーが独占。一方、男性のランキングを見ると意外な名前が……芸人最多となる8社のCMに出演したのは、ダンディ坂野だった。

全盛期の2003年は月収450万円だったが、その後低迷期へ。「台本を見ると『ゲッツ(失笑)』って書いてあったことも」と笑うダンディ。なぜ大手企業からオファーを受けるのか? トヨタはハイブリッド車の特徴である「低コストで高パフォーマンス」という理由で、他にも「サブキャラとして最適」「ギャグがわかりやすい」などの理由が挙げられていた。

田中大貴アナが「『ゲッツ』という商品購入の行動が入っているのがいいのかも」と話すと、小倉智昭は「年間契約ではなく、単独契約だからいいのかも」と分析。ちなみに、マネージャーはスギちゃんとかけ持ちゆえ、「いつもいない」らしい。確かにコスパはよさそうだ。

●「離婚から11年。飯島直子がクリスマス再婚」【ミヤネ】

2001年にTUBE前田亘輝との離婚から11年。クリスマスの25日に入籍した相手男性は、1つ年上の会社経営者で、山口智充似。3年前に知人の紹介で知り合い、友人関係を経て1年前から交際していたという。

宮根誠司は、「元祖癒し系の飯島さんを射止めた。うらやましい」「飯島さんはミヤネ屋をすごく見てくれているので、ぜひコメンテーターで出て」とラブコールを送っていた。政治ニュースのないときが無難かも。

●「後輩同士の電撃結婚に、まあさがボヤく」【知り】

フジテレビの秋元優里アナと生田竜聖アナが25日に入籍。8月の熱愛報道翌日に秋元アナの『ニュースJAPAN』降板が発表されるなど、逆境を乗り越えた。同僚ということ以上にクローズアップされるのは、生田アナがまだ24歳で秋元アナの方が5歳年上、さらに交際半年前後でのスピード婚だから。先輩の高橋真麻アナも、自らのコーナー冒頭で「また後輩に先を越されました……」とボヤいて大爆笑を誘っていた。

ちなみに、生田の兄・斗真も「1人の女性を幸せにすると決めた弟には、男らしさを感じた。いつまでも幸せに」と祝福。こちらも先を越されるとは思っていなかっただろう。

●「勘三郎さん、最後の別れ。浅草は神輿で」【とくダネ】

隅田公園内の平成中村座跡地で、神輿が揺れ、歓声が上がる。約700人のファンを集めた最後のお練りは、にぎやかなことが好きな勘三郎さんらしかったが、息子の勘九郎と七之助は男泣き。中継リポーターの笠井アナも「本当にいいお見送りでした」と感極まり、菊川怜は「(勘三郎さんは)今もいたずらっぽくこの様子を見てるんじゃないか」と微笑んだ。その後、新橋演舞場、松竹本社、歌舞伎座などゆかりの地をめぐって、築地本願寺で本葬が行われる。

●「市川団十郎が入院。正月公演も休演へ」【ノンストップ】

今月18日から「肺炎の兆候が見られる」ため、舞台を休んでいた団十郎。「年内には退院できる」ようだが、正月公演も休み、代役は松本幸四郎が務めるという。4月2日の新歌舞伎座こけら落とし公演で、最初の演目に配役されているが、はたして元気な姿を見せられるのか。勘三郎さんが亡くなったあとだけに、心配の声が広がっている。 設楽統が「大事を取ってということでしょうけど、心配ですね」と話すと……数秒間の沈黙。「放送事故?!」と感じるくらい神田うの、千原せいじ、風見しんごはダンマリを決め込んだ。確かにコメントしずらいだろうけど。

●「加藤浩次、6年間の髪型全て見せます」【スッキリ】

加藤の髪型を振り返るユル~イ年末企画。今年ロンドン五輪取材を前に、突然刈り上げヘアに変えて話題を集めた加藤。「加藤浩次 おっさん横分け」という検索キーワードが現れ、「カッコイイ!」「違和感ありすぎ」「ザ・昭和」など賛否両論を呼ぶほどだった。 髪型を変えた理由は、「ロンドン行くことで浮かれてたね。あとは40歳すぎて、毛先を遊ばせているのが恥ずかしくなった」とのこと。自称オシャレ芸能人のテリー伊藤は「ファッション系ですよ。おすすめ!」と絶賛。さらに、ウエンツ瑛士が「どんどん刈り上げの幅が大きくなっていますね」とツッコむと、加藤は「オレもそう思ってたんだよ。美容師に遊ばれてるのかな」と照れることしきり。特に女子ウケがいいようだが、それは加藤がイケメンだからかも。

●「スギちゃん、崖っぷち?! 加藤&テリーに懇願」【スッキリ】

「テリーさん、加藤さん、ホメてください。お二人がホメてくれれば(芸能界に)残れるんです。残りたいんです~!」と大声でもだえまくるスギちゃん。天の声(山里亮太)が「オールバックの男がブッ壊れちゃいました」とツッコミを入れると、加藤浩次も「もはやワイルドでも何でもない」とボヤく。切実というより、“消える消える詐欺”ネタだ。それより、いつワイルド以外のキャラを解禁するのかのか、ちょっと楽しみ。


この日で、今年のワイドショーレギュラー放送は終了。 朝の時間帯では、『とくダネ』が中野美奈子から菊川怜に、『スッキリ』が石田エレーヌから杉野真実にキャスターが交代。午後の時間帯では、『ミヤネ屋』の宮根誠司に隠し子騒動、『知りたがり』の伊藤利尋にあて逃げ騒動があったものの、何とか乗り切った。 芸能ニュースも、訃報や洗脳騒ぎなど暗いものが多かっただけに、2013年は「大型カップル誕生!」などの明るいニュースを期待したい。

きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。