東芝は27日、近接無線転送技術「TransferJet」に対応した、Android OS向けmicroUSBアダプタモジュールを製品化。2013年3月にメーカー向けに販売すると発表した。メーカー向けの参考価格は2,500円前後。対応OSはAndroid 3.x/4.x。
今回開発したmicroUSBアダプタモジュール「TJM35420MU」は、TransferJetに対応した"業界初のmicroUSBアダプタモジュール"とし、Android OS搭載のスマートフォンやタブレットのmicroUSBポートに外付けすることで、TransferJet非対応の機器でも、TransferJetによる通信を利用できる。なお、使用には専用のAndroid OSアプリが必要となる。
TransferJet規格で通信することで、1分のハイビジョン動画を約3秒で転送できる。同社では今後、スマートフォンやタブレットなど、さまざまな機器に搭載されていく見込みとしている。
なお、「TJM35420MU」の試作品を搭載したタブレットおよびTransferJet対応のSDHCメモリカードを、米国ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「2013 International CES」にて参考展示する予定だ。