女優の綾瀬はるかと俳優の松山ケンイチが20日、東京・渋谷のNHKで行われた大河ドラマ主演バトンタッチ セレモニーに出席した。

左から、綾瀬はるか、松山ケンイチ

現在放送中の大河ドラマ『平清盛』主演の松山からは、清盛のゆかりの地である兵庫県・神戸の"神戸ビーフ"が、2013年1月から放送される大河ドラマ『八重の桜』主演の綾瀬に贈られ、衣装姿の綾瀬は「調理場で料理して、みんなで食べます」とにっこり。綾瀬からは八重の出身地である福島県・会津の"起き上がり小法師"が贈られ、「3時までかかって絵を描きました。本物はもっと素敵なんですけど……」と照れながら松山に手渡すと、松山は「手作りって感動しますね。綾瀬さんの気持ちが込められてると思うので大事にします」としっかりと受け取った。

10月に丸坊主姿でクランクアップを迎えた松山は「2カ月経って髪の毛が生えてきたので、安心しました」と笑いを誘いつつ、「最終回は、49回分の色んな思いが込められてるので、涙無しには見られなかった」と感無量。松山は「伝統的なドラマの主演ということで、緊張し過ぎて自分の良い部分を出せるまでに時間がかかった。力み過ぎずに自由に演じてほしい。周りに頼って甘えながらやっていくと良いと思います」と自身の経験を振り返りながら、綾瀬にアドバイス。綾瀬は「甘えるところは甘えます。リラックスして楽しんで演じられたらと考えてました」と話し、「歴史あるドラマなので、みなさんに楽しんで頂けるように頑張りたい。誠実に生きている会津の人々を表現出来たらと思ってます」と笑顔で意気込みを語った。

松山主演の大河ドラマ第51作『平清盛』は、23日に放送される第50話をもって最終回となる。2013年1月6日からは、綾瀬主演の大河ドラマ第52作『八重の桜』が放送スタートする。(初回は74分の拡大版)