福岡市交通局は7日、地下鉄七隈線延伸区間の天神南~博多間について、鉄道事業法にもとづく工事施行認可を申請したと発表した。

地下鉄七隈線は現在、天神南~橋本間を結んでいる(写真はイメージ)

七隈線の延伸は昨年度より事業化に向けた取組みが始まり、今年6月11日付で鉄道事業認可を取得。福岡市交通局では、2014年度の着工を目標に、早期着工に向けた調査・設計などを進めるとしており、着工に必要な手続として工事施行認可の申請に至った。

延伸区間となる天神南~博多間の建設キロは約1.4km(営業キロは約1.6km)で、建設費は約450億円。今回の申請書には工事の起点・終点、トンネルなどの構造形式や施設規模などが記載されており、起点となるのは福岡市中央区春吉3丁目付近。駅間部はシールド工法による箱形トンネルとなる。中間駅(仮称)はキャナルシティ博多に近い祇園町西交差点よりはかた駅前通りに入った場所の地下に設置予定で、開削工法が採用される。

はかた駅前通り地下の駅間部はシールド工法による箱型トンネルが続くが、JR博多駅の手前でナトム工法による馬蹄形トンネルに。七隈線博多駅(仮称)の駅部ではナトム工法に加え、アンダーピニング工法および開削工法による箱型トンネルも建設される。工事の終点は博多駅中央街付近とされている。

今回の申請はおもに土木構造物に関連した施設について行ったもので、先行して工事が行われる。残る電気施設などに関する工事施行認可申請も来年6月までに行う。「引き続き、環境アセスメントや都市計画決定の手続きを進めるとともに、道路等の占用許可等の諸手続きを行い、早期着工、早期開業を目指してまいります」(福岡市交通局)と発表している。

天神南~博多間の開業は2020年度の予定。同区間の開業により、乗車人員は約6.8万人、うち新規利用者数は約2.1万人を見込んでいる。