父親向けライフスタイルを紹介する英国発の"イクメン"雑誌「FQ JAPAN」編集部は、11月22日の「いい夫婦の日」を前に、夫婦間での暮らしや家族のサイズ、コミュニケーションの「ちょうどいい」を調査し結果を発表した。調査対象は、20代~50代で二人暮らし、もしくは子育て中の夫婦で、世帯年収300万円以上の430名(男性215名、女性215名)。11月9日~11日にインターネットにて調査を行った。

暮らしや家族の「ちょうどいい」サイズ

「お子様の人数としてちょうどいいと思うもの」(左:男性、右:女性)

少子化が進んでいる中「ちょうどいい」と思う子どもの人数を聞いてみたところ、夫・妻共に最も回答が多かったのは「2人」で全体の約7割(69.1%)、次いで多かったのは「3人(14.9%)」、以降「1人(9.3%)」、「0人(5.1%)」となり、全体の85.6%が2人以上と考えていることがわかった。

また、夫と妻それぞれで「2人以上」の回答率を比較してみたところ、夫は87.4%、妻は83.7%、さらに「0人」の回答では、夫が3.7%だったのに対して妻は6.5%と、妻よりも夫の方が若干子どもを多く欲しがる傾向であることがわかった。

「配偶者の年収としてちょうどいいと思う金額(男性)」

「配偶者の年収としてちょうどいいと思う金額(女性)」

「ちょうどいい」と思う配偶者の年収について夫・妻にそれぞれ聞いてみたところ、平均値は妻が考える夫の年収で約800万円(814万474円)、夫が考える妻の年収では約500万円(503万6,278円)という結果だった。

妻が「ちょうどいい」と思う夫の年収第1位は「801~900万円(18.6%)」、第2位は「601~700万円(17.7%)、第3位は「501~600万円(16.7%)」となり、全体の約7割(72.1%)が601万円以上だった。

一方、夫が「ちょうどいい」と思う妻の年収第1位は「300万円未満(25.6%)」、第2位は「301~400万円(16.7%)」、第3位が「年収は期待しない」(16.3%)となり、妻の考えとは逆、夫が考える妻の年収は600万円以下が全体の約8割(78.1%)という結果だった。世帯収入の中心は夫の収入であるという傾向でありながらも、7割以上の夫が妻の収入も意識していることがわかったという。

その他の暮らしや家族の「ちょうどいい」としては、夫のお小遣い額=3万6,995円、住まいは3LDK以上の戸建て、テレビは37~50インチ、寝室にはダブルベッド、ちょうどいい車のサイズ=妻は「プチバン」、 夫は「ミニバン」、ちょうどいい身長=夫173.6cm、妻159.5cm、ちょうどいい体型=夫・妻ともに"少しやせ型"などの結果が出た。

夫婦のコミュニケーションの「ちょうどいい」

「配偶者との電話やメールの回数としてちょうどいいと思うもの(男性)」

「配偶者との電話やメールの回数としてちょうどいいと思うもの(女性)」

続いて夫婦間のコミュニケーション頻度についても、複数の項目から「ちょうどいい」と思われるラインの明確化を試みた。

夫婦間での電話やメールの回数として、「ちょうどいい」と思う頻度を聞いてみたところ、ダントツの第1位は「1日1回(53.5%」、第2位は「1日に何度も(14.2%)」、第3位は「週に3回程度(12.8%)」となり、夫・妻共にほぼ同様の数値となった。

ちなみに「1日に何度も」の中で、最も回答率が高いのは「5回(41.0%)、次いで「3回(26.2%)と、頻度が高く、こちらも夫・妻共にほぼと同様の数値となった(メールには携帯メールやSNSのメッセージを含む)。

「配偶者とのキスの回数としてちょうどいいと思うもの(男性)」

「配偶者とのキスの回数としてちょうどいいと思うもの(女性)」

また、配偶者とのキスの回数についても、「ちょうどいい」と思う頻度を聞いてみたところ、第1位は「1日1回(33.0%)」、第2位は「1日に何度も(13.5%)」、第2位と僅差で第3位は「週に1回程度(13.3%)」で、こちらも夫・妻共にほぼ同様の数値となったという。

「1日に何度も」の中で、回答率が高かったのは「3回」と「5回」で共に24.1%、夫は3回が最多(30.0%)だったのに対し、妻は5回(28.6%)が最多。ちなみに「キスは必要なし」の回答では妻が31.2%だったのに対して、夫は16.7%と低く、夫の方がキスを必要と考えている様子がうかがえたという。

その他「愛している」と言う回数=「必要ない」が約3割で、妻の方が「愛している」と言ってもらいたい傾向にあり、一緒にお風呂に入る回数=「必要ない」が約5割で夫の方が「一緒に入りたい」傾向にある、などの結果が出た。