ASUSTeK Computerは14日、同社製PCの2012年冬モデルとして、世界初となるデュアルスクリーンを搭載した「ASUS TAICHI」をはじめとする、Windows 8搭載PC14機種を発表した。

ASUS TAICHI

「ASUS TAICHI」は、通常のディスプレイ面に加えて、外側の天板部分にタッチ対応ディスプレイを備える、世界初となるデュアルスクリーン搭載Ultrabook。どちらのディスプレイにも11.6型ワイドのフルHD(1,920×1,080ドット)IPS液晶を採用する。発売日は12月8日で、店頭予想価格は139,800円。

ASUS TAICHI

ディスプレイの表示方法として、内側のディスプレイのみを利用する「ノートパソコンモード」、ディスプレイを閉じて天板部分のタッチ対応ディスプレイを利用する「タブレットモード」、2つのディスプレイに同じ内容を表示する「ミラーモード」、2つのディスプレイにそれぞれ違う内容を表示させる「デュアルスクリーンモード」の4つを用意する。

「ASUS TAICHI」に搭載された独自のホーム画面「TAICHI HOME」で、4つのモードをボタン1つで切り替えることができるほか、各種アプリやクラウドサービスへアクセスできる。また、両方のディスプレイにWebカメラを搭載。天板側のカメラ(500万画素)は1080p、内側のカメラ(92万画素)は720pでの動画撮影が可能。フレームレートはともに30fps。

このほか主な仕様として、CPUはIntel Core i7-3517U(1.9GHz/Turbo時3.0GHz)、チップセットがMobile Intel QS77 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 DDR3 4GB、ストレージが256GB SSD、ディスプレイは11.6型ワイドフルHDIPS液晶(1,920×1,080ドット)×2、OSはWindows 8 64bit。

インタフェースは、USB 3.0×2、mini-VGA×1、microHDMI×1、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、Bluetooth 4.0、マイク/ヘッドホンコンボジャック×1、メモリースロット(SDメモリーカード対応)、Webカメラ(イン:92万画素、アウト:500万画素)など。イーサネットアダプターと専用のEMRペンが標準で付属する。バッテリ駆動時間は約5.2時間。本体サイズと重量は、W306.6×199.3×3~17.4mm、約1.25kg。

Windows 8搭載で、ラインナップ拡充のノートPCが5機種

「G75VW」は、究極のゲーミングノートパソコンをうたう17.3型フルHDノート。クアッドコアのIntel Core i7-3630QMとNVIDIA GeForce GTX 670Mを内蔵しており、高性能デスクトップ並の性能を備えている。発売日は2012年11月23日で、店頭予想価格は209,800円。

「G75VW」

「N56VJ」は、先進のエンターテインメントノートパソコンをうたう15.6型フルHDノート。Intel Core i7-3630QMとNVIDIA GeForce GT 635Mを内蔵しており、動画や写真、ゲームなどをストレス無く扱える。発売は12月中旬以降で、光学ドライブにブルーレイディスクドライブを採用した「N56VJ-S43630B」が店頭予想価格119,800円、同DVDスーパーマルチドライブを採用した「N56VJ-S43630D」が店頭予想価格99,800円。

「N56VJ」

「U37VC」は、ひとつ上のモバイルノートパソコンをうたう14型WXGAノート。ディスクリートのGeForce GPUやDVDスーパーマルチドライブを内蔵し高性能を誇るが、約1.9kgと2kgを切る可搬性の高さが特徴。発売日は11月23日で、店頭予想価格は79,800円。

「U37VC」

「U24A」は、オールラウンドに使える薄型軽量モバイルノートパソコンをうたう11.6型WXGAノート。Windows 8にIvy Bridge CPUという最新のスペックを、最薄部11.5mm、重量約1.5kgのモバイルボディに詰め込んだ。発売日は11月23日で、CPUとOffceスイートにCore i5とKINGSOFT Officeを採用した「U24A-PX3210H」が店頭予想価格59,800円、同PentiumとMicrosoft Officeを採用した「U24A-PXB980S」が店頭予想価格69,800円。

「U24A」

「X301A」は、シンプルで使いやすいエントリーモデルをうたう13.3型WXGAノート。CPUはIntel Pentium B980で、コストパフォーマンスの高さを特徴としている。発売は12月中旬以降で、店頭予想価格は39,800円。

「X301A」

Windows 8搭載の一体型 & セパレートデスクトップPCが8機種

「All-in-One PC ET2300INTI」は、自在な角度で楽しめる23型マルチタッチスクリーン一体型モデル。タッチUIのWindows 8と相性がよく、水平まで倒せるチルトスタンドが特徴で、プレゼンやエンターテイメントまで様々な用途に対応できる。発売は12月中旬以降で、店頭予想価格は149,800円。

「All-in-One PC ET2300INTI」

「All-in-One PC ET2701INTI」は、スリムでパワフルをうたう27型マルチタッチスクリーン一体型モデル。Intel Core i7-3370SとNVIDIA GeForce GT 640の組み合わせで、スリムなデザインながらHD動画の編集などもストレス無くこなすことができる。発売は11月下旬以降で、店頭予想価格は169,800円。

「All-in-One PC ET2701INTI」

「CG8890」は、Core i7 Extreme Edition搭載の最強ゲーミングマシンをうたうデスクトップPC。CPUに6コア最上位のIntel Core i7-3960Xを採用し、GPUもKepler世代最上位のNVIDIA GeForce GTX 690だ。エアフローにも貢献する開閉ギミックを備え、ステルス戦闘機を思わせるミリタリーデザインな多角形筐体も目を引く。冷却には水冷システムも組み込み済みだ。Intel標準のTurbo Boost機能を拡張する独自設計のオーバークロック機能も搭載している。発売は11月下旬以降で、店頭予想価格は398,000円。

「CG8890」

「CG8580」は、高い性能と充実の機能を備えたゲーミングマシンをうたうデスクトップPC。CPUは4コア最上位のIntel Core i7-3770Kを採用し、GPUはNVIDIA GeForce GTX 680。冷却には水冷システムも組み込み済みだ。Intel標準のTurbo Boost機能を拡張する独自設計のオーバークロック機能も搭載している。発売は11月下旬以降で、店頭予想価格は239,800円。

「CG8580」

「CG8480」は、妥協のない性能と拡張性を備えたゲーミングマシンをうたうデスクトップPC。CPUは4コア最上位のIntel Core i7-3770Kを採用し、GPUはNVIDIA GeForce GTX 660。Intel標準のTurbo Boost機能を拡張する独自設計のオーバークロック機能も搭載している。発売は11月下旬以降で、店頭予想価格は159,800円。

「CG8480」

「CM6870」は、拡張性にすぐれたハイエンドモデルをうたうデスクトップPC。Ivy Bridge世代のIntel CPUを採用し、上位モデルではディスクリートのGeForce GPUも内蔵する。発売日は11月17日で、Core i7とブルーレイコンボドライブを採用した「CM6870-JP001S」が店頭予想価格99,800円、Core i5とブルーレイコンボドライブを採用した「CM6870-JP002S」が店頭予想価格84,800円、Core i7とDVDスーパーマルチドライブを採用した「CM6870-JP003S」が店頭予想価格79,800円。

「CM6870」

「CM1745」は、1つの上のパフォーマンスを提供するスタンダードモデルをうたうデスクトップPC。AMD製APUのAMD A8-5500を採用し、ブルーレイコンボドライブ搭載の性能を備えつつ高いコストパフォーマンスを実現した。発売日は11月17日で、店頭予想価格は69,800円。

「CM1745」

「CP3130」は、様々な用途に対応するコンパクトモデルをうたう小型デスクトップPC。横置き時でも底面積がほぼA4サイズという省スペースきょう体が特徴。縦置きすればさらに省スペースで利用できる。Core i7搭載モデルの「CP3130-JP001S」が11月下旬発売の店頭予想価格79,800円、Core i5搭載モデルの「CP3130-JP004S」が11月17日発売の店頭予想価格59,800円、Pentium搭載モデルの「CP3130-JP003S」が11月下旬発売の店頭予想価格49,800円。

「CP3130」