小田急電鉄はこのほど、小田急線沿線で運営する小田急月極駐車場に、EV用充電器を設置した電気自動車専用駐車スペースを開設すると発表した。沿線の集合住宅などに居住する環境意識の高いユーザーのEV保有ニーズを満たす。

小田急成城第1駐車場で充電中の電気自動車

今回、電気自動車専用駐車スペースを開設したのは、成城学園前駅から徒歩5分の場所にある小田急成城第1駐車場と、鶴川駅から徒歩2分の場所にある小田急鶴川第2駐車場。それぞれ4区画が開設され、計8区画でのスタートとなっている。

この8区画を皮切りに、同様の電気自動車専用駐車スペースを順次増やしていく。来年には新百合ケ丘駅直近の月極駐車場への導入を予定している。その後もユーザーの利用状況や要望を踏まえて拡充していく計画だ。同社では、「今般、地球温暖化対策など環境意識が高まる中、環境にやさしいEVの普及促進に向けた充電インフラ整備を進めることで、EVを所有しやすい環境を提供してまいります」としている。

料金は、成城学園前駅の直近の駐車場が3万7,900円。鶴川駅の直近の駐車場が2万7,400円。駐車場料金に電気使用料金が含まれた固定料金のため、安心して充電できる。