7頭のパンダ(c)Melissa Katz(成都パンバサダープログラム ファイナリスト)

野生動物の研究、保護、飼育そして保護のための教育を目的としたNPO成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は、今年、同研究基地をルーツに持つ赤ちゃんパンダが8頭誕生したことを正式に発表。8頭目のうち7頭は同研究基地で、残りの1頭は日本の和歌山県にあるアドベンチャーワールドで誕生した。

同研究基地で生まれた7頭の名前は、オレオ、シャオ・チャオ、ス・イ、ユアン・ルン、ミャオ・ミャオ、双子のチェン・シュアンとチェン・ドゥイ。また、和歌山にいる1頭は優浜(ユウヒン)と名付けられている。

8頭のうち最年長は、ロンドン・オリンピックの開会初日(7月28日)に誕生した生後3カ月のオレオ。誕生時は162グラムだったが、現在は5,978グラムあるという。

赤ちゃんパンダは、今週初めに受けた健康診断により全頭とも健康状態が良好であることが確認されている。母パンダと1年半から2年を一緒に過ごしたのち、自然の生息地に戻るという長期的な目標に向けてのトレーニングプログラムに徐々に取り組んでいく。

なお、現在同研究基地では、「2012年成都パンバサダー(パンダ大使)プログラム」の最終選考が行われている。11月17日、世界各国から選ばれたファイナリスト16名のうち「成都パンバサダー」に選ばれた3名が発表される予定とのこと。

同プログラムの詳細は、公式Facebookで確認できる。

写真:(c)Melissa Katz(成都パンバサダープログラム ファイナリスト)