創業100年以上の歴史を持つ日本の老舗宿 トップ20

トリップアドバイザーはこのほど、「創業100年以上の歴史を持つ日本の老舗宿 トップ20」を発表。100年以上の歴史を持つ宿泊施設を、クチコミでの評価をもとにランキングした。

同調査は東京商工リサーチ提供の「100年以上の老舗企業」リストをもとに、100年以上の歴史を持つ宿泊施設をリサーチ。これらの宿泊施設を対象に、2011年1月から2012年8月に投稿された口コミの、星評価(5段階)の平均、口コミの投稿数などを独自のアルゴリズムで分析・集計した。

1位となったのは、兵庫県の城崎(きのさき)温泉の「西村屋本館」。安政年間(1854年から1859年)に創業した150年以上の歴史を持つ温泉旅館だ。口コミでは「何度でも訪れたい」「欠点が見当たらない」「料金が高くても見合う価値がある」と、集計期間すべての口コミが5つ星評価だった。

兵庫県の城崎温泉の「西村屋本館」

2位は、万延元年(1860)創業の岐阜県の長良川(ながらがわ)温泉「十八楼」。ウ飼いの宿として有名な同旅館は、口コミでは、「もう一度泊まりたい」「古風ながらも高級感ある老舗旅館」と高い評価を受けた。

岐阜県の長良川温泉「十八楼」の料理の一部

3位は慶雲2年(705)の創業で、「世界で最も歴史のある旅館」としてギネスブックにも登録されている山梨県の「慶雲館」だった。「すべてのお湯がかけ流し」「お風呂が6つもあり飲泉もできる」「日本最古の宿だがとてもきれい」といった口コミが寄せられた。

山梨県の「慶雲館」

4位は東京の老舗ホテル「帝国ホテル東京」、5位には福島県の「母畑(ぼばた)温泉八幡屋」がランクインした。

20位までにランキングした各旅館の口コミは、トリップアドバイザー「100年以上の老舗宿トップ20」で閲覧できる。