イノマルケティノは23日、同社が運営するライフスタイル提案サイト「みんなの注文住宅」において実施した増税に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、9月18日~10月18日の期間にインターネット上で行われ、20~40代のビジネスマン・ウーマン455人から有効回答を得た。

「みんなの注文住宅」では、10月に入り、「増税 注文住宅」「金利 注文住宅」に関する検索ワード流入が急拡大していることから、今回の調査を実施。

まず、増税前に購入したいものはどんなものか尋ねたところ(複数回答)、最も多かったのは「車 バイク」で44%。以下、「家電器具類」が40%、「住宅(戸建/マンション)」が29%、「イベント(旅行、挙式など)」が22%、「家具類」が17%、「洋服 スーツ ドレス」が15%、「時計 貴金属」が14%と続いた。このほか住宅関係では、「投資物件(マンション/アパート)」が8%、「リフォームイノベーション」が6%となっている。

増税前に購入したい理由を聞いてみると、「増税後に買うと損だから」との回答が約半数の47%を占めトップ。次いで、「遅かれ早かれ買う予定だったから」が23%、「増税前に購買すると得だから」が15%、「増税に関係なく買う」が8%との結果となった。一方、「資金のめどがついたので」は0%だった。これらの結果から、同社は「増税というイベントによる購買促進が予想される」と分析している。

増税前の購入に向けて資金はどうするのか質問したところ、「貯金」が最も多く49%。以下、「ローン/借り入れ」が14%、「手持ちキャッシュ」が12%、「給与ボーナスでの支払い」が11%、「両親の援助」が3%、「へそくり」が2%、「その他」が5%となった。住宅購入時に多い「両親の援助」はわずか3%にとどまったのが目を引く。

今回の調査結果から、多くの消費者が「増税前に買わないと損をするので、貯金を切り崩して購買したい」と考えている現状が浮き彫りになったとしている。