エミレーツ航空は、エアバスA380型機機内で携帯電話が利用できるサービスを開始

エミレーツ航空は12日、エアバスA380型機の機内で乗客が自身の携帯電話を使って通信できるサービスを提供すると発表した。

同サービスは、機内携帯通信サービス・パートナーであるOnAir社との提携によって実現。これにより、エアバスA380型機の乗客は、飛行中でも自分の携帯機器を使って通話やモバイルデータ通信ができるという(利用に際しては条件あり)。

OnAirのモバイルシステムは、乗客が自身の携帯通信プロバイダーを通じてEDGE/GPRSに接続することで、機内でも地上と同じように自分の携帯電話で電話の発着信やテキストメッセージの送受信を行うことができるとのこと。OnAirシステムの全機能を搭載したエミレーツのエアバスA380型機の初便は、10月2日にドバイ国際空港からミュンヘン国際空港に向けて飛び立ち、エアバスA380型機からの初めての機内通話は、ペルシャ湾の上空1万1,500mで中国へ向けて発信されたという。OnAirのモバイルシステムは、今後納入されるすべてのエアバスA380型機に装備され、現在運行中の25機にも随時搭載予定。