女優の栗山千明と声優のささきいさお、玄田哲章が11日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『エクスペンダブルズ2』の日本語吹替版完成披露試写会に出席した。

左から玄田哲章、栗山千明、ささきいさお

同作は、シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガー、ブルース・ウィリスらハリウッドのスーパースターたちが「アクション映画史上の最高傑作を作る」という決意のもと結集し、世界中で2億7400万ドル(約220億円)の興行収入を記録した映画『エクスペンダブルズ』の第2弾。自らを消耗品と名乗り、リーダーであるバーニー・ロス(シルベスター・スタローン)ら鉄壁のチームワークを誇る命知らずの傭兵軍団エクスペンダブルズが、東欧バルカン山脈の山岳地帯に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収するために凶悪な武装集団と激しい攻防戦を繰り広げる。

実写映画の日本語吹き替えは初挑戦となる栗山は、エクスペンダブルズのメンバー・マギー(ユー・ナン)の声を担当。この日は舞台上でアフレコを再現してみせ、「舞台とも違う雰囲気だったので、恥ずかしい」と照れくさそうに語った。また、ベテラン声優たちが栗山の仕事ぶりについて「声優さんがやるとセリフっぽくなってしまうんです。でも今回、(栗山さんの演じた)役の女優さんがあまりセリフっぽくないんですよ。だから、自分の顔で芝居をやっている人がアフレコした方がいいんじゃないかと思うんです」(ささき)、「違和感がなかったね」(玄田)と褒めると「本当ですか!?良かったぁ」と安堵の表情を見せた。その後も、アフレコはキャスティングの時点で8割程度ゴールが見えているなどのベテラン声優たちならではのトークに「そうらしいです!」と満面の笑みで同調した。

また、10月10日に28歳の誕生日を迎えた栗山には、映画をイメージしたドクロマークの特製バースデーケーキがサプライズで用意され、玄田とささきから祝福を受けた。アーミーナイフで入刀し、大喜びの栗山だったが、当日の過ごし方について聞かれると「1人で焼き鳥屋さんに行って飲んでいました」と告白。28歳の抱負については「自分の女らしいところを自分で発見したいですね」を掲げた。ささきに「それは恋をたくさんすることだねぇ」とアドバイスされると、栗山は元気よく「します!」と恋愛宣言していた。映画『エクスペンダブルズ2』は、10月20日より全国公開。