ブラザー工業およびブラザー販売は3日、ビジネス向けのプリンタ/複合機「ジャスティオ」シリーズの新モデルとして、A3対応のコンパクトモデル「MFC-J6510DW」を発表した。9月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は38,000円前後。

「MFC-J6510DW」

A3サイズの印刷とスキャンに対応したカラーインクジェット複合機。コンパクトなA3モデルを求めるユーザーの声に応じて1段トレイを採用。2段トレイを採用する機種と比較して、高さを7.4cm抑えている。

普通紙の自動両面プリント機能を標準搭載し、両面コピーも可能。用紙トレイの容量は250枚、ADFの容量は35枚で、本体背面には手差しトレイも装備する。対応する用紙サイズはハガキからA3サイズまで。インクカートリッジは4色独立で、黒インクは顔料。印刷解像度は最大6,000×1,200dpi、印刷速度はA4カラー(片面)で最高10ipm、モノクロで12ipm。コピー速度はA4カラー/モノクロ(片面)で6ipm、コピー解像度は1,200×1,200dpi。

IEEE802.11b/g/n対応無線LANを標準で搭載し、スマートフォンと連携してプリント/スキャンが行えるアプリ「Brother iPrint&Scan」が提供されているほか、アップルのAirPrintにも対応。無線LANの接続機能は「AOSS」と「WPS」をサポートする。セキュリティはWPA2-PSK / WPA-PSK / WEP。FAX機能では、よく使う番号を16件まで登録しておける「ワンタッチダイヤル」機能を搭載。

スキャナ部のセンサーはCISで、光学解像度は2,400×2,400dpi。読み取り階調はカラーが入力48bit/出力24bit、グレーが256階調。スキャン速度はA4カラー(片面)が3.4秒、モノクロが3.5秒。スキャンしたデータをFTPサーバにアップロードしたり、ネットワーク上の共有フォルダに保存するなど、電子化が簡単に行える機能も搭載する。また本体には、SDHCメモリカード/メモリースティック対応カードスロットや、USBメモリ用ポートを搭載。保存してあるデータの印刷や、スキャンしたデータの保存などに利用できる。

インタフェースはUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。操作パネルには3.3型のワイドビューカラー液晶を搭載する。本体サイズはW540×D489×H257mm、重量は約15.8kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003/2003 R2/2008/2008 R2、Mac OS X 10.4.11、10.5.x、10.6.x。