俳優の佐藤健、女優の武井咲、蒼井優らが25日、東京・新宿ピカデリーで行われた、映画『るろうに剣心』の初日舞台あいさつに出席した。

前列左から、江口洋介、蒼井優、佐藤健、武井咲、香川照之、後列左から、長尾卓也、青木崇高、田中偉登、大友啓史監督 拡大画像を見る

舞台あいさつには、主演の佐藤、武井、蒼井のほか、キャストの青木崇高、田中偉登、江口洋介、香川照之と大友啓史監督が出席し、主人公の緋村剣心を演じた佐藤は「本当に心からうれしい。一人ひとりが持ってる熱量が高い現場だった。昨日も興奮で眠れなくて……」と公開に感慨深げ。撮影開始当初、佐藤は「アクションが格好良くなかったら、役者を辞める」と宣言していたそうだが「そこばかりフィーチャーされてるんですけど見栄です(笑)。実写化して、格好悪いのは見せられないでしょ?」と話すと、佐藤と剣を交える斎藤一役の江口に「健くんは、ものすごい身体能力があって、アスリートみたいで興奮しました」と絶賛され、照れ笑いで「続編の機会があれば、是非またやらせて欲しい」と続編にも意欲を見せた。

また、6月に行われた完成披露イベントで47都道府県を巡る旅に出発したるろう人・長尾卓也も登壇し、「無事に戻って来ました。いつもたくさんの人が集まってくれて、本当にうれしかった」と全国のファンに感謝。佐藤は「出演してないのに誰よりも宣伝してくれたのは卓也。心から感謝してる」と述べ、「みなさんがいたから、今日まで頑張れた。原作や映画に関わったすべての人に感謝してます。たくさんの人に観て欲しい。この作品を愛して下さい」とイベントを締めくくった。

映画『るろうに剣心』は、1994年から1999年に週刊少年ジャンプ(集英社刊)で連載され、テレビアニメ(フジテレビ系)も放送された和月伸宏の同名コミックを実写化したもの。かつては人斬り抜刀斎として恐れられたが、国を分けた戦いの後、"不殺(ころさず)"の誓いをたて、日本中を流浪する緋村剣心(佐藤)。ある日、剣心は神谷薫(武井)を助けたことをきっかけに神谷道場に居候することになるが、街では抜刀斎を名乗った人斬り事件が頻発していた――というストーリーで、映画は全国公開中。