Microsoftは8月15日(現地時間)、同社の開発者向けサービス「MSDN」と、ITプロフェッショナル向けサービス「TechNet」会員向けに、Windows 8 RTM版(Release To Manufacturing version:製造工程版)のダウンロード提供を開始した。同時に次期サーバーOSのラインナップに数えられるWindows Server 2012 Essentialsベータ版や、ソフトウェア開発および実行環境となる.NET Framework 4.5も提供開始。MSDNでは開発者向けとして、ソフトウェア開発統合開発環境であるVisual Studio 2012の提供が始まった。

各サービスに参加していないソフトウェア開発者向けとして、Windows 8 Enterpriseを90日間体験できる評価版も公開。ダウンロードページでは、開発環境を整えるため、デベロッパーセンターから、Windows 8開発関連ツールのダウンロードをうながしている。

なお、Windows 8 Enterpriseの90日評価版は、32/64ビットの両バージョンのISO形式ファイルを用意。英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/日本語/ポルトガル(スペイン)語/韓国語/中国語(簡体字/繁体字)と各言語をサポートしている。ユーザーは評価版インストール後、10日以内に認証しなければならない。

90日評価版はMicrosoftアカウントがあれば誰でもダウンロードできるが、あくまでも評価目的で提供されたソフトウェアのため、有効期限が切れた際のアップグレードは不可能。新たにWindows 8を使用するには、90日評価版を一度アンインストールしなければならない。また、Microsoftによる技術サポートも受け付けていないので、あくまでもソフトウェア開発や検証用として試してほしい。

TechNet上で提供が始まったWindows 8

Windows 8の新しいスタート画面

Windows 8 Enterpriseの90日体験版ダウンロードページ