個人や家族が実際に暮らしているかのようなイメージで不動産を紹介

不動産仲介業を手掛けるALIVEは、不動産情報を小説仕立てで紹介する「東京妄想不動産」を提供開始した。

知りたいのは「実際に住んだときのイメージ」

「東京妄想不動産」は、Facebook上で展開される不動産物件紹介記事。ラブラブな二人、ほのぼの家族、などの生活の一部を小説仕立てで紹介しながら、物件に対するイメージを鮮明にする手助けとなることを狙う。

例えば、あるデザイナーズ物件は以下のように紹介される。

■ 彼が来ない日も寂しくない ■

東麻布のひっそり感と東京タワーの存在感のアンバランスがいいかも。
窓の外を見ながらそう思った。
大規模はマンションの割には、エントランスは小さめ。

お部屋の天井が高いから、外との一体感が大きい。
心が解放される。

ちょっとした色遣い~キッチンのイエローと大理石の組み合わせ~
が、他では見ない感じなのよね。

車で移動する私は、混むことのないこの辺だと
ストレスなく暮らせる。
いずれハイルーフの車に買い替える予定だから、それ用の駐車場があることもポイント高い。

ピアノとペットが両方OKだったことも、決め手だったかな。

彼が来る日は、車でお買い物に行って、
急いでお料理作ってあげよう!

来ない日は、東京タワー眺めながらワインでも飲もう。

フレンチブルのトントンがいてくれるから、一人の時間も寂しくないから。

同社では、「これまでの物件概要・条件の説明だけでなく、“主人公の主観”で記述された、住み手目線の情報を提供することで、利用者にとって“より納得できる選び方”を提案する。また、オーナーにとっては、通常の条件検索では埋もれてしまう物件も、違う視点で紹介してもらえるというメリットもある」など借り手と買い手にとって、より人間的な選択ができるサービスを目指したいとしている。