アップルは25日、OS X Lionのソフトウエア・アップデートを通じた「Safari 6」の提供を開始した。

Safari 6はOS X Mountain Lionに含まれる最新のSafariブラウザだ。OS X Lionでは、スマート検索フィールド、オフラインリーディングリスト、Do Not Track、パスワードパネルなどの新機能を利用できる。またPDFファイルでのスワイプを使ったナビゲーション、Safari起動時のリーディングリストの復元などが可能になり、プライベートブラウジング後にSafariを再起動することなく以前のCookieが復元される。

OS X Lionで動作する「Safari 6」

Safari 6の提供開始とともに、AppleのSafariのWebページからWindows版Safariのダウンロードボタンがなくなった。サポートページのダウンロードに行けば、今でもWindows版がリストされており、Safari 3.2.xのWindows版をダウンロード入手できる。だがSafari 5.1.7やSafari 5.1.5のダウンロード・ボタンを押すと、Safariのページに転送されてしまう。このためVentureBeat9To5Macなどいくつかのメディアは、AppleがWindows版Safariの開発を終了させる可能性を指摘している。