富士フイルムは、広角24mmから超望遠720mm(35mmフィルム換算時)までをカバーする光学式30倍ズームレンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix SL300」を8月11日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は30,000円前後。
本体に3.0型液晶と電子ビューファインダーを搭載し、2cmのマクロ接写から光学30倍ズームまで可能なモデル。デジタルズームは最大6.7倍に対応する。
撮影機能としては、一度被写体を設定すると自動でピントを合わせ続ける「自動追尾オートフォーカス」や、設定した被写体に撮影範囲のガイドフレームを表示する「ねらい撮りズーム」機能、一度の撮影で等倍/1.4倍/2倍の3段階で撮影できる「ズームアップ3枚撮り」機能などを備える。
また、夜景や人物など撮影シーンの自動検出や顔検出、人物認識機能、パノラマ撮影機能なども搭載。撮影した画像をパソコン経由で「YouTube」や「Facebook」などにアップロードすることもできる。
主な仕様は、有効画素数が1,400万画素。撮像素子が1/2.3型CCDセンサーで、内蔵メモリは非搭載。レンズの焦点距離が24mm~720mm(35mmフィルム換算時)で、デジタルズームは最大約6.7倍、光学ズームは30倍。開放F値がF3.1~F5.9、対応感度がISO64~6400で、レンズ構成は11群15枚となっている。なお、手ブレ補正はCCDシフト方式を採用する。
モニターは約20万ドット・3.0型液晶で、記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードに対応。動画の記録画素数は最大1,280×720ドット(30fps)。デジタル出力端子はUSB 2.0やHDMI mini。本体サイズはW122×D100×H93mm、重量は約510g(付属電池、メモリーカード含む)。