カヌーでゆったり下りながら網走の大自然と歴史満喫ツアー「網走川カヌー散歩」で、もう一つの網走を体感しませんか?

網走市観光協会提供

四季折々に大自然を満喫できる体験観光が盛りだくさんの網走エリア。夏から秋までの期間、ぜひ体験したいのが「網走川カヌー散歩」。北海道網走市と網走郡大空町に股がり、約6,000年前の縄文海だった網走湖から、先住民のアイヌから「リンナイ」(波の沢)呼ばれた網走川の河口付近までの水上のプロムナードをカヌーで巡る2時間~2時間半の散策だ。

7月20日から10月31日の毎日、1日午前と午後2回行われ、1回最大4名限定のツアー。カヌーは、初心者でも気軽に体験しやすいカナディアンカヌーで、インストラクターの田中聡志さん、若月識さん、若月愛さんの経験豊富な3名のうち、どなたかがガイド役になってしっかりサポートしてくれるので安心だ。ちなみにカヌーで下るのは、網走川は途中に橋ゲタの跡や鮭を捕獲する簗(やな)があるためとのこと。

集合場所は、網走湖畔呼人浦(よびとうら)キャンプ場。湖畔で簡単なカヌー操作の講習を受けて、いざ出発。網走湖の自然を楽しみながら「湖口」へ。

スタート地点は、オジロワシやカワセミなど野鳥の宝庫で、バードウオッチングを楽しむ人も多いところ。網走湖から海までダムのない網走川、のんびりと川を下っていく。水の色は決して澄んでいるとは言えないが、栄養に富み、多くの命をはぐくんでいる証拠だ。毎年秋には、たくさんのサケやマスが遡上(そじょう)してくるので、タイミングがあえばウォッチできるかも。

旧網走刑務所の農地を過ぎると、環境に優しい護岸が見えてくる。そして、大きく蛇行する川、ツバメの巣 、ポプラ並木、網走刑務所の新旧の煉瓦塀、鏡橋 、刑務官の住宅、更生保護施設「錦水寮」と、ガイドさんの網走の自然と歴史・文化の解説を聞きながら、ゆったりと風を感じて、カヌー散歩は続く。さらに下ると、鮭を捕獲する簗(やな)「ウライ」(毎年8月中旬からの設置)、 網走駅に続く新橋、遊漁船、網走の街並みを眺めているうちに、終点のエコーセンターに到着。

ここで、カヌーの撤収・搬送。そして、出発地点の網走湖呼人浦キャンプ場に戻り、解散。のんびりしたカヌーでの散歩ながら、あっと言う間に時間が過ぎていることに気づくはず。

ちなみにツアー代金は、参加は小学生(4,000円)以上に限り、大人2名以上参加で1人8,000円(傷害保険、税込み)、1名での参加は2,000円プラスの10,000円。なお、さほど操作が難しくないとはいえ、カヌーは水辺のスポーツであり、水にぬれることがあることを理解の上で参加を。カヌー用品は貸し出しでくれるが、ぬれてもいい服装、靴、低温のときに備えウインドブレーカーなど、日よけの帽子、サングラス、メガネの人はメガネバンドなど用意してほしいとのこと。

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