インターネットインフィニティーが運営するケアマネジャー向けポータルサイト「ケアマネジメント・オンライン」では、ケアマネジャーが日常のケアプランを作成するに当たり関心が高い疾患についての調査を行った。

ケアマネージャーの医療情報ニーズ、群を抜いて高いのは認知症

ケアマネジャーが日常のケアプランを作成するに当たり関心が高い疾患として、もっともニーズが高かったのは、在宅系/施設系を問わず「認知症」だった。在宅系が91.9%、施設系が93.3%で、業務形態によらず群を抜いて情報を必要としていることが分かった。

介護にとって認知症のケアは避けては通れない問題

また、TOP3に入ったそのほかの疾患は「脳卒中」「糖尿病」だった。在宅系では脳卒中の情報ニーズが59.0%で、施設系の48.0%と比べ10%以上高かった。糖尿病は在宅系で53.2%、施設系で57.3%だった。

また、「うつ病」については在宅系が52.5%、施設系40.0%。「関節リウマチ」については在宅系31.1%、施設系13.3%と、いずれも在宅系ケアマネジャーの関心度は施設系ケアマネジャーより10%以上高かった。

在宅系ケアマネージャーは服薬忘れ防止への関心も高い

治療薬の服薬忘れの防止に関する関心は、とくに在宅系のケアマネジャーで高く、44.1%が関心があると回答した。施設系では18.7%だった。

注意の目が行き届きにくい在宅介護では、服薬忘れ防止も重要なケア

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