ケアマネージャー向けポータルサイト「ケアマネジメント・オンライン」を運営するインターネットインフィニティーの調査によると、担当の要支援・要介護者に「罹患患者がいる」と回答された中で、9割以上が、疾患名として「認知症」をあげていることがわかった。

要介護者の約4割は「認知症」を患っている

同調査は、「ケアマネジメント・オンライン」上で、アンケート方式で行われた。有効回答者数は477人で、各ケアマネージャーが担当する要介護者、1万2,336名分のデータを集計したもの。要介護者の中で、病気にかかっている、いわゆる罹患患者のうち、もっとも多い疾患は「認知症」(40.3%)、次いで「高血圧症」(37.5%)、「白内障」(21.2%)だった。

要支援・介護者にもっとも多い疾病は認知症

罹患患者を支えるケアマネージャーの9割が、認知症と向き合う

担当の要支援・要介護者の中に「罹患患者がいる」と回答されたデータだけを抽出すると、もっとも多かったのは「認知症」で、約9割(90.1%)という高率となった。次いで「高血圧症」(78.6%)、「脳卒中」(77.8%)が挙がった。

要支援・介護者のケアにとって、認知症対策はとくに重要

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