女優の武井咲と俳優の江口洋介が6日、都内で、フジテレビ系連続ドラマ『息もできない夏』(7月10日スタート 毎週火曜 21:00~)の完成報告会見を行った。

ドラマ『息もできない夏』の完成報告会見を行った武井咲(左)と江口洋介 拡大画像を見る

同系ドラマ初主演でパティシエ役の武井は「(撮影現場に)ケーキが山ほどあって、ホールケーキ2つにモンブラン、シュークリーム、ショートケーキ、チョコケーキをすべて家に持ち帰らせていただきました」とほくほくの笑顔で「その日のうちにケーキを2個ほど食べてしまって、最終回では体型が変わっているんじゃないかな?」とスイーツの誘惑に負けている様子。過去に傷を持つ元新聞記者役の江口は「難しい芝居が多いので、パティシエのシーンに遊びに行きたい」と羨ましそうだった。

同作は、ある日突然、無戸籍という自らの過酷な運命を知らされた少女と、贖罪を背負いながら生きる男の社会派ラブストーリー。無戸籍という衝撃の事実を知った少女の玲(武井)が、心に傷を負った父親ほど年の離れた元新聞記者で、区役所の臨時職員として都会の片隅で生きる龍一郎(江口)と出会い、周囲から引き裂かれながらも距離を縮めていく姿を描く。

子供の誕生が前夫との離婚後300日以内の場合、遺伝子上では現在の夫との子供でも、前夫の戸籍に入れなくてはならない民法772条がテーマ。武井は「難しい問題ではあると思ったけれど、ドラマには希望があって前向きな勢いみたいなものを感じました」と語り、「社会派ラブストーリーと言われていますが、人としての愛情、人間愛を上手く温かく演じていきたい」と初主演に胸を張る。江口は「家族で見られるようなドラマだし、社会派という意味でもしっかり作られている作品」と自信を覗かせた。

また、映画『るろうに剣心』のイベントで、佐藤健や蒼井優から偏食をバラされた武井は、今年の夏に乗り越えたいことを聞かれると「会う人、会う人に偏食なんでしょ?と言われるので、好き嫌いをなおしたい」と照れ笑い。苦手なのは「キュウリ」だそうで「冷やし中華を食べた時に退けるのが大変で……。克服したい」と宣言していた。