カーシェアリング・ジャパンはこのほど、東京急行電鉄が管理・運営するセルリアンタワーにプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」をカーシェア車両として導入すると発表した。主要カーシェアリング会社では初となる。これにより、同社の取り扱い車種は業界トップの26車種となる。

トヨタ「プリウスPHV」

同社はカーシェアリングを東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県などで展開している。449ステーション、528台の体制で、環境対策車両の割合は業界トップとなっている。また、東急電鉄とは東急沿線でのカーシェアリング・ステーション設置などで多面的な協業も行っている。セルリアンタワーでは2009年に急速充電器を設置し、EVカーシェアリングを導入するなど、先進的な取組みを実施させた。

「プリウスPHV」導入も、こうした取組みの一環となる。近距離の利用が多いカーシェアリングでは高い割合でEVとして走行できるため、二酸化炭素を排出せず、環境負荷が非常に少ない。ハイブリット車としても走行できるため、EVの弱点である電池切れの心配もない。

同社のカーシェアリングシステムは、「カレコ・カーシェアリングクラブ」に入会することで利用できる。年会費4,800円の年会費プランの場合、利用料は6時間パックで5,000円。ほかに1kmごとに10~17円の距離料金がある。同社は今後も夏休みに向けて話題のエコカーやスポーツタイプ車両を追加配備するとしている。