ジェーシービーの海外業務を行う子会社、ジェーシービー・インターナショナルは、ケニアの大手商業銀行であるエクイティ銀行と、東アフリカの5カ国(ケニア共和国、ウガンダ共和国、南スーダン共和国、ルワンダ共和国、タンザニア連合共和国)における加盟店・ATMでのJCBカードの取り扱い業務に関するライセンス契約を締結した。

エクイティ銀行は12月をめどに、まずはケニアでJCBカードの加盟店業務を開始し、その後4カ国にて順次業務を開始する。ケニアは、東アフリカ地域で最大級の経済規模と成長率を誇り、広大な国立公園や貴重な文化遺産などの観光資源に恵まれている。近年、日本をはじめ世界からケニアを訪れる渡航者数は増加傾向にあり、ケニア政府観光局によれば、2011年の日本人渡航者数は前年約16%増の1万2645人、全世界からの渡航者数は前年約15%増の126万5136人と大きな伸びを記録しており、それに伴い観光地を中心に国際クレジットカードの利用ニーズが高まっている。

現在、ケニアにおけるJCB加盟店網は一部の観光地に限られているが、このたびのエクイティ銀行との提携により、合計5000店でJCBカードが使えるようになる。このほか、エクイティ銀行は周辺の4カ国でも、順次、JCBの加盟店業務を開始する予定で、東アフリカ地域でJCBカードの利便性が向上する。今回の提携は、今後の成長・拡大が見込まれるケニアのクレジットカード市場にてJCBカードの利便性を高めて会員のニーズに応えたいJCBおよびJCBIと、国際ブランドJCBの取り扱い開始によって加盟店サービスの拡充を図りたいエクイティ銀行の意向が合致し、実現する運びとなった。

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