トヨタ自動車は4日、ミニバン「アイシス」のエンジンなどに燃費を向上する一部改良を加えて発売した。価格は190万円~246万5,000円、特別仕様車「プラタナ"V-SELECTION・White Interior Package"」は230万円~254万円。

「アイシス プラタナ"V-SELECTION"」2.0L 2WD(レッドマイカメタリック)

今回の一部改良では、エンジンなどの改良により燃費を向上させ、JC08モード走行の場合に1.8L 2WD車で15.2km/L、1.8L 4WD車で13.6km/L、2.0L 2WD車で14.4km/Lという低燃費を実現。これによりアイシス全車が「平成27年度燃費基準」を達成し、すでに認定を取得している「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」と併せて、「環境対応車 普及促進税制」の減税措置の対象となる。

また、ステアリングホイールの意匠変更やセカンドシート中央席に3点式シートベルトを標準装備したほか、「G」と「プラタナ"V-SELECTION"」グレードには、フロントドアガラスに紫外線を約99%カットするスーパーUVカットガラスや、プラズマクラスター(高濃度タイプ)を採用。外板色には一部グレード向けの新色「ベージュメタリック」を含む、全8色を設定している。

エンジンは、1.8Lの2ZR-FAE(直列4気筒DOHC)、もしくは2.0Lの3ZR-FAE(直列4気筒DOHC)を搭載し、トランスミッションはSuper CVT-iとSuper CVT-i(7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付)のいずれかを採用。乗車定員は7名。

なお、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)についてもベース車と同様の改良を施し、2012年秋頃より順次発売する予定。