オムロン ヘルスケアは10日、ITを活用して家庭での血圧を医師に簡便・詳細に伝え、高血圧の治療をサポートする医療機関向けの血圧分析サービス「Medical LINK(以下メディカルリンク)」を開始した。

新サービス「メディカルリンク」の仕組み

このほどスタートする「メディカルリンク」は、高血圧分野の専門家の監修のもと、開発した医療機関向けの血圧分析サービス。患者が家庭で測定した血圧データがメディカルリンクのサーバーに送られると、ガイドラインに基づき家庭血圧の推移や、朝晩それぞれの平均値等を算出する。血圧手帳では読み取れなかった特徴を、さまざまなグラフでわかりやすく医師のパソコンに表示し、診療の最適化をサポートするという。

同サービス利用者(患者)には、「認証カード(5,040円/6カ月、患者負担)」が支給され、導入した医療機関には、認証カード用のカードリーダやデータ閲覧プログラムを同社が無償で提供するとのこと。利用者(患者)は、家庭での血圧測定値をメディカルリンクサーバーに転送。メディカルリンクサーバーは、送られたデータから個人の血圧変動の各種グラフをインターネットを通じて医師のパソコンに瞬時に表示する。また、利用者(患者)は、受診時に「認証カード」を持参すれば、個人のさまざまな血圧分析データが表示される。

また、同サービスと同時に3G血圧計も発売。SG血圧計は測定するたびに結果をサーバーに自動転送するため、患者はパソコンを使う必要がない。血圧手帳に毎日の測定結果を記入するといった手間が省けるので、利用者(患者)の負担が軽減するという。価格は15,750円。

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