エリックは、このカートのソロ作がもし完成していたならビートルズの『ホワイト・アルバム』になっていたかもしれないとも語っている。写真はカート・コバーン (C)BANG Media International

ニルヴァーナのカート・コバーンとその妻コートニー・ラヴのデュエット曲がYouTubeにて公開され、話題となっている。

"スティンキング・オブ・ユー"と名づけられたこの未発表曲は、コートニーの所属バンド、ホールの元ドラムで1992年~98年まで在籍していたパティ・シュメルの半生を描いた新作ドキュメンタリーの中で流れており、公開された映像には娘のフランシス・ビーンが見つめる中、コートニーがアコースティックギターを演奏し、2人で歌う姿が収められている。

このドキュメンタリー作『ヒット・ソー・ハード:ザ・ライフ・アンド・ニア・デス・ストーリー・オブ・パティ・シュメル』は、パティの自己破壊的行為を含めた人生と、グランジが台頭したシアトルでの90年代初頭の音楽シーンが描かれたもの。ほとんどの映像がホーム・ビデオで撮影されたという。

先週には、ホールのギタリストであるエリック・アーランドソンが、カートが1994年に自殺を図る前までに、ソロアルバムを作るのに十分な数の楽曲をレコーディングしていたと話していた。「カートはすごくクールな方向性に向かっていたよ。いろいろな人と共にソロアルバムを作る方向で動いていたんだ。彼が取りかかっていた曲のいくつかにはすごく興奮させられた。目の前で演奏する姿を見ていたからさ。だからこそ彼が死んでしまった時には、すごく悲しかった。途中で終わってしまったんだ。あの音楽がどこへ行ってしまったかなんて、誰にも分からないよね」エリックは先日、コートニー、パティ、メリッサ・オフ・ダ・マーの90年代半ばのホールのメンバーと15年ぶりに再集結し、ニューヨークのステージで2曲を共に演奏した。

Unreleased Kurt cobain (Nirvana) Courtney Love (Hole) Stinking of you


(BANG Media International)

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