日本では、2010年公開の映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の主題歌「LOVE LIVES」にて初のソロデビューを果たしたスティーヴン・タイラー (C)BANG Media International

エアロスミスのフロントマン、スティーヴン・タイラーが、新作と、サウンドの方向性について「ヴィンテージ・サウンド」を取り入れたものになると明かしている。

昨年よりレコーディングに入ったことが伝えられていたエアロスミスだが、現在制作中の新作は、2004年にリリースしたアルバム『ホンキン・オン・ボーボゥ』(カバー・アルバム)以来、約8年ぶり、通算14枚目のスタジオ・アルバム。プロデューサーは1970年代にバンドを手がけていたジャック・ダグラスが務めている。現在のメンバーの調子も良好のようだが、スティーヴンは「この最新作を世間やファンに聴いてもらった時こそ、本当の意味で音楽業界に"復帰"したことになるだろう」と話している。

スティーヴンは、本作のサウンドについて「テープに録音したり、古き良き昔ながらの方法を色々と使っている。ヴィンテージ・サウンドを取り入れるってことになるんだろうね」と明かし、「トラック数を減らし、むやみに音を重ねないようにしている。ジャックの能力を最大限に使うってことさ。つまり、エアロスミスがシーンに戻ってきたなって思える曲をいくつか聴かせられると思うよ」と自信を覗かせた。

また、現在アメリカのオーディション番組「アメリカン・アイドル」の審査員を務めるスティーヴンだが、再びバンドのために曲を書けることを"素晴らしい時間"と感じているようで、1970年代に曲を書いていた頃を思い出しているとローリング・ストーン誌に語った。「また"曲を書く"という楽しい時間を過ごしているんだ。現時点では、歌詞もなければメロディもない抜け殻みたいな曲があるだけなんだけど、元々はただのメロディだった"バック・イン・ザ・サドル"みたいに、空白を埋めなきゃならないんだ」

昨年の段階では今年3月~夏頃と言われていたエアロスミスの新作だが、現時点で正式なリリース日は発表されていない。

(BANG Media International)

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