花王などが協賛している「血めぐり研究会」が実施した調査によると、20代~30代女性の4人に1人が春先に肩こりを感じていることが、分かった。また、20代~50代の6割が、冬から春の季節の変わり目に身体や肌にさまざまな不調を感じていることも明らかになった。

Q.冬から春の季節の変わり目に身体や肌に不調を感じますか? YES(オレンジ)、NO(ブルー)

Q.春に感じる体の不快な症状を教えてください

肩こりの原因。気温差、花粉症、環境の変化が三大要因

春に肩こりを感じる人が増加するのは、血のめぐりが悪化するから。血のめぐりが悪くなる原因は、大きくは、3つ挙げられる。

1つ目は、気温差。春は“三寒四温”と言われるように気温差が激しい。しかし、春のファッションを意識して薄着で外出することも多く、そのため、血のめぐりが悪化してしまう。

2つ目は、花粉症。くしゃみや鼻づまり症状が集中力を低下させ、ストレスを感じやすくなる。結果、血のめぐりが悪くなってしまう。

3つ目は、卒業、異動など環境の変化による心身の緊張である。その変化に対応するため、交感神経が優位の状態が続き、末端まで血液がめぐりづらい。

では、肩こりの対策は? 体を温めることを推奨

「血めぐり研究会」では、対策として、体全体を温めることを推奨している。

例えば、外出先では、熱が逃げやすい首にストールを巻く、カーディガンを常に携帯する、あるいは、肌に直接張るタイプの温熱シートを首の付け根や腰に貼(は)るなど。

また、お風呂のお湯を40度未満に設定し、20分程度リラックスした気持ちで入ったり、ドライヤーの弱モードで肩や、首、腰まわりなどを1、2分当てたりするのも効果的。ただし、やけどの恐れもあるため加減を調整しながら実践する必要がある。

血めぐりを良くするために温める体のポイント

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