オリックス銀行は22日、20歳以上の既婚男女を対象に実施した「へそくり」に関する調査結果を発表した。同調査は、2011年12月14日~15日の期間に行われ、全国の男女2,091名(男性927名、女性1,119名)から有効回答を得た。

それによると、へそくりをしている割合は夫が64.3%、妻が69.3%。へそくりを始めたきっかけは、夫婦ともに「自分のため」(夫53.7%、妻50.6%)が最も多かったのに対し、「配偶者のため」は夫が5番目(14.6%)、妻は7番目(9.9%)と夫婦間で差がみられた。

夫婦それぞれのへそくり額について家計の管理者別に聞いたところ、夫婦ともに家計を管理している方が金額は多いことが判明。一方、共同管理の場合は夫が平均59万4,167円、妻が同209万351円となり、妻のへそくり額が夫より約150万円も多くなった。

年代別にみてみると、30代夫のへそくり額が平均46万3,158円で最も少なく、ほかの世代と比べて2倍近く差がある結果に。それに対して、30代妻は同123万8,221円と30代夫より2.5倍以上も多い金額となった。さらに、20代を除いたすべての世代で夫よりも妻のへそくり額が大きいことも分かった。

年代別夫と妻のへそくり額

地域別では、夫のへそくり額の平均が、首都圏では165万8,228円となった一方、近畿圏では93万4,589円と70万円以上も差がついた。これに対し、妻のへそくり額は、首都圏では172万7,059円、近畿圏では170万7,716円とほとんど差がなかった。

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