風間宏子「ビオランテ」文庫版上巻

「ダーク・エンジェル」の風間宏子による少女マンガ「ビオランテ」の文庫化が決定。2月10日、ぶんか社より上下巻で刊行される。

「ビオランテ」は1979年から1980年にかけて、ちゃお(小学館)にて連載されたイギリスチューダー朝歴史ロマン。栄光のエリザベス1世治世前夜、両親を政敵に惨殺された貴族の少女が男装の麗人となり、海賊ドレイクの協力を得て、復讐を果たそうとする物語だ。文庫版には、モノクロの描き下ろしページを収録。表紙イラストも新たに描き下ろされた。

また「ビオランテ」文庫版発売に先駆け、「風間宏子傑作集 恐怖の森へおいで」が1月28日に発売された。同書には風間がこれまでに発表してきた読み切り群を収載。巻頭の「緋の幻影」や企業サスペンス「遠い呼び声」、母と子の絆を描く「幻視海流」などのほか、りぼん(集英社)でのデビュー作「ろう人形が泣いた」が収められている。