特撮チームヒーロー番組の元祖として、子どもたちに夢と希望を与え続けて来た「スーパー戦隊シリーズ」。現在放送中の『海賊戦隊ゴーカイジャー』に続く第36作目として、2012年2月26日より『特命戦隊ゴーバスターズ』がスタートする。

『特命戦隊ゴーバスターズ』は2012年2月26日より放送開始

その放送に先駆けて、1月28日に記者発表会が開催され、『特命戦隊ゴーバスターズ』の出演者よりレッドバスター/桜田ヒロム役の鈴木勝大、ブルーバスター/岩崎リュウジ役の馬場良馬、イエローバスター/宇佐美ヨーコ役の小宮有紗、司令官・黒木タケシ役の榊英雄、そして柴﨑貴行監督らが出席した。

(写真左より)柴﨑貴行監督、馬場良馬、鈴木勝大、小宮有紗、榊英雄

壮大なお祭り企画であった『ゴーカイジャー』の後ということで、本作ではさまざまな「変革」が行われていると語る佐々木基プロデューサー。12年ぶりに『○○ジャー』ではないタイトルになっているのもそのひとつで、シリーズ史上、もっともロボットやメカに力を入れた作品になるという。

「人々の命を守る」という特命を受けた3人が、秘密のミッションをこなしていく「ミッションもの」という『ゴーバスターズ』は、スーパー戦隊シリーズの基本となる5人構成ではなく、レッド、ブルー、イエローによる3人構成だが、それぞれに「バディロイド」と呼ばれるメカ生命体がサポートにつくことで、6人のチームとして戦いに挑む。敵も世界観も、巨大ロボによる戦いも大きく変わっているという佐々木プロデューサーは、「目指せ! 戦隊版のミッションインポッシブル」と意気込みを力強く語った。

ゴーバスターズとその戦いをサポートするバディロイドたち。レッドバスターのチータ型バディロイド「チダ・ニック」、ブルーバスターのゴリラ型バディロイド「ゴリサキ・バナナ」、イエローバスターのウサギ型バディロイド「ウサダ・レタス」

「『ゴーバスターズ』は原点を見つめ直した作品」という武部直美プロデューサーによると、本作では、およそ20年ぶりにロボ戦やメカ戦をオープンセットで撮影。アングルのほか、光の当たりかたなどが、セットでの撮影とは明らかに異なっており、非常にリアルな質感が再現されているという。

ゴーバスターズのメンバーには16歳の宇佐美ヨーコ、20歳の桜田ヒロム、28歳の岩崎リュウジといった年齢差が設定されている

「期待に応えるのではなく、期待を超える意気込み」と熱く語る鈴木勝大

「アラサーでまさか地球を守れるとは思わなかった」と笑顔を見せた馬場良馬

「いろいろなことにチャレンジして、アクションも演技も頑張りたい」という小宮有紗

榊英雄は「新鮮な気分で初心に戻って、新しい戦隊シリーズを頑張っていきたい」と語った

柴﨑貴行監督が「『ゴーカイジャー』という戦隊シリーズの集大成ともいえる作品の後ということで、これからの35年を見据えた、本当に新シリーズを作るくらいのリスタートの気持ちでいろいろなことにチャレンジしています」と語る『特命戦隊ゴーバスターズ』。戦隊シリーズの特徴である「チームワーク」や「巨大ロボット特撮」を今まで以上にリアルに、そして物語の中心に置いて熱く描かれるという本作は、2012年2月26日よりテレビ朝日系列(一部地域を除く)にて放送開始予定。

■『特命戦隊ゴーバスターズ』 - 世界観
13年前(新西暦1999年)。人里離れた研究所のスーパーコンピュータにバグが発生した。このバグは、意志を持ち暴走し人間たちを襲って来た。人々は大きな犠牲を払って、研究施設ごと亜空間へ転送し、当面の危機は回避された。
しかし、亜空間に転送された「メサイア」率いる「ヴァグラス」は、完全に滅びたわけではない。この世界と人類を支配するため秘かに体制を整えていたのだ。人類もヴァグラスの襲来に備え、『特命戦隊ゴーバスターズ』を結成していた。
選ばれた3人は、それぞれの年齢で「事件」を体験した若者たち。そして彼らは、相棒のメカ生命体「バディロイド」と共に戦う訓練を重ねて来た。
あの事件から13年、時は新西暦2012年。敵のメカ生命体「メタロイド」と巨大敵ロボ「メガゾード」が、都市生活を支える巨大エネルギー『エネトロン』を狙い、人類に襲撃を開始した!
今こそ「ゴーバスターズ」出撃の時――!
他の誰も出来ない「人々を守る使命」=特命を帯びた彼らが、バディロイドと共に敵に立ち向かう!


エンディングテーマは「謎の新ユニットSTA☆MEN」が担当

スーパー戦隊シリーズ第36作目となる『特命戦隊ゴーバースターズ』のオープニングテーマ「バスターズ レディーゴー!」は、スーパー戦隊シリーズではおなじみの音楽ユニット「Project.R」より高橋秀幸が担当。高橋は、『炎神戦隊ゴーオンジャー』に続く、2度目の主題歌担当となる。

そして、エンディングテーマ「キズナ~ゴーバスターズ!」を担当するのは、岸尾だいすけ、鈴村健一、諏訪部順一、高橋広樹、鳥海浩輔、保村真、吉野裕行といった7人の人気男性声優によって結成されるエンタテイメントユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN (スターメン)」。今年2012年には結成10周年を迎える本ユニットが、爽やかな歌声で『特命戦隊ゴーバスターズ』を締めくくる。

『特命戦隊ゴーバスターズ』のEDテーマを担当する「謎の新ユニットSTA☆MEN」より、鳥海浩輔、高橋広樹、諏訪部順一、鈴村健一

なお、OPテーマ「バスターズ レディーゴー!」およびEDテーマ「キズナ~ゴーバスターズ!」を収録した『特命戦隊ゴーバスターズ』の主題歌CDは2012年2月29日の発売予定。通常盤と限定盤の2ラインナップで、限定盤には「主題歌CD特製レンジャーキー レッドバスター」と「データカードダス ダイスオーDX 対応カード」が同梱される。価格は通常盤が1,260円、限定盤が1,575円。2月26日からは着うたの配信もスタートするのでこちらも注目しておきたい。

■『特命戦隊ゴーバスターズ』おもなスタッフ
原作 / 八手三郎◆プロデューサー / 佐々木基 (テレビ朝日)、武部直美 (東映)、若松豪 (東映)、矢田晃一 (東映エージェンシー)、深田明宏 (東映エージェンシー)◆脚本 / 小林靖子 ほか◆監督 / 柴﨑貴行 ほか◆アクション監督 / 福沢博文◆特撮監督 / 佛田洋 (特撮研究所)◆音楽 / 大橋恵◆制作 / テレビ朝日、東映、東映エージェンシー

■『特命戦隊ゴーバスターズ』おもなキャスト
レッドバスター 桜田ヒロム / 鈴木勝大◆ブルーバスター 岩崎リュウジ / 馬場良馬◆イエローバスター 宇佐美ヨーコ / 小宮有紗◆黒木タケシ (司令官) / 榊英雄◆森下トオル / 高橋直人◆仲村ミホ / 西平風香◆チダ・ニック / (声)藤原啓治◆ゴリサキ・バナナ / (声)玄田哲章◆ウサダ・レタス / (声)鈴木達央◆エンター / 陳内将◆桜田リカ / 吉木りさ
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