マイクロソフトは米国時間19日、同社の2012年度第2四半期(2011年12月31日締め)の売上が、過去最高となる208億9,000万ドルとなったことを発表した。

部門別では、Microsoft Business部門が62億8,000万ドル(前年同期比3%増加)、Windows&Windows Live部門が47億4,000万ドル(前年同期比で6%減少)、Server & Tools部門が47億7,000万ドル(前年同期比11%増加)、Online Services部門が7億8,400万ドル(前年同期比10%増加)、Entertainment & Devices部門が42億4,000万ドル(前年同期比15%増加)となる。また、同社幹部からは以下のようなコメントも発表されている。

最高経営責任者スティーブ バルマー(Steve Ballmer)氏

「当社の主要製品とサービスの多くが新製品提供に向けた準備をしていた中でも、堅調な業績を達成できました。Consumer Electronics Show(CES)を終えた今、当社の新しい携帯電話とPCはとても好意的な評価を受けています。また、2012年に当社の携帯電話、PC、タブレット、テレビを通じて消費者のお客様の体験を一元化することになる新デザイン『Metro』も反響を呼んでいます」としている。

最高財務責任者ピーター クライン (Peter Klein)氏

「PC市場全体が軟調であり、世界の主要地域において経済的な不確実性が継続しているにもかかわらず、当社の企業向け製品とサービスへの需要は堅調です。将来の成長への投資を行いつつコストを継続的に管理してきたことで、過去最高の一株あたり利益を達成できました」

最高執行責任者であるケビン ターナー(Kevin Turner)氏

「マイクロソフトの消費者市場向けビジネスが継続的に堅調であることに加えて、今年のホリデーシーズンの販売は弊社の歴史上最も好調でした。これは、優れた営業力、そして、Xbox 360やKinectなどの魅力的な製品によるものです。Windows 7 Ultrabookから新しいWindows Phoneに至るまで、新しいデバイスに対する大きな反響を感じています。加えて、Windows 8への期待も高まっています。」

また、The Official Microsoft Japan Blogにおいては、日本マイクロソフト社長室コーポレートコミュニケーション部の岡部一志部長から、売上各項目のレポートとともに「国・地域別の決算情報は公表していませんが、上期における日本法人のビジネス状況は、おかげさまで非常に順調です。当社の下期も、日本のお客様・パートナー様からの信頼を向上し、「IT で日本を元気に!」という目標のもと、様々な企業活動に取り組んでいきたいと思います」というコメントもポストされている。