東日本大震災で運休となっていた常磐線原ノ町~相馬間が21日、運転を再開した。下り17本、上り18本の特別ダイヤで運転され、1月9日まで徐行運転、翌10日より通常速度でのダイヤとなる。

これまで、原ノ町~相馬間では代行バスが1日9往復運転されていた。電車の運転再開後は運転本数が約2倍になるとともに、所要時間も代行バス輸送時の55分から20分(徐行運転期間中)と大幅に短縮される。通常速度となる1月10日以降、原ノ町~相馬間が17分で結ばれることに。

また、今回の運転再開まで、東京から原ノ町駅への最終電車(仙台駅経由)は16時8分に東京駅を発車する「MAXやまびこ145号」だった。運転再開後は東京駅19時28分発の「はやて111号」が最終列車となり、東京での滞在時間も延長されることになった。

なお、常磐線は現在、いわき~広野間、原ノ町~相馬間、亘理~岩沼間が特別ダイヤ(普通列車のみ)での運転に。運転見合わせの区間のうち、相馬~亘理間で代行バス輸送を実施している。