女優の伊藤裕子が1日、都内で行われたテレビ東京系スペシャルドラマ『湯けむりスナイパー お正月スペシャル2012』(2012年1月6日 24:12~)の制作発表に出席した。

左から、でんでん、遠藤憲一、伊藤裕子 拡大画像を見る

同ドラマは、2009年4月期に連続ドラマとして放送され、2010年1月にはスペシャルも放送された人気シリーズで、原作は『漫画サンデー』(実業之日本社刊)に連載中の漫画。元殺し屋の源(遠藤憲一)が、人生をやり直すために、秘境の温泉宿「椿屋」で従業員として働き、さまざまな客の人間模様を目の当たりにしながら人間性を取り戻していくというストーリーが展開する。

11月に一般男性との結婚・妊娠を発表し、ドラマでは椿屋の女将・冴子を演じる伊藤は「今年はプライベートでいろいろありましたが、この作品で締めくくれることになっていい1年になりました。体調に気をつけながら、女将らしくおしとやかにちゃんと動いて役目を果たしたい」と意気込み、主演の遠藤も「着物がしんどそうですから、我慢せず何でも言ってほしい。裕子さん中心に撮影していきますから」と気遣った。

同ドラマの演出を務めるのは、映画とドラマ版の『モテキ』を手掛けた大根仁監督。大根監督は「『湯けむりスナイパー』は、僕のライフワークともいえる作品で大事にしています。実は『モテキ』を映画化してほしいと依頼があった時の条件として、僕から『湯けむりスナイパーをもう一回やらせてくれ』とお願いしたんです」とエピソードを明かした。遠藤も「大根監督は演出がすごく細かいのですが(笑)、自分の新たな部分を引き出してくれるのではと楽しみにしています」と乗り気で、「今まで培ってきた自分の全部をつぎ込める作品なので、スペシャルだけでなく連ドラもやりたいですね」と意気込んでいた。