IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は29日、PCやサーバーにインストールされているソフトウェアが最新のバージョンであるかどうかを確認するツール「MyJVN バージョンチェッカ」の最新バージョンを公開した。Webサイトからダウンロードできる。Windows XP / Vista / 7、Windows Server 2003 / Windows Server 2003 R2 / Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2、LinuxではCent OS 5、Red Hat Enterprise Linux 5などが動作環境となる。JRE 1.6.0 Update12以降が必要。

ツールは、脆弱性を狙った攻撃が多発するなか、OSにインストールされているいくつかのソフトウェアのバージョンが最新であるかどうかを簡単に確認できるツールとして公開するもので、Adobe Flash PlayerやJRE、Firefoxなどのクライアント向けソフトからApacheやBINDなどのサーバー向けまで、17種類が項目に上がっている。今回公開された「MyJVN バージョンチェッカ」では、オフライン環境のPCやサーバに対しても、定期的にチェックできるようにダウンロードして利用する形になっているほか、コマンドラインによるバージョンチェック方法も追加。PCのスケジュール機能をはじめ外部ツールとの連携もとりやすくなる。

ダウンロードして利用する「MyJVN バージョンチェッカ」

コマンドラインでの利用も可能になる