「こっくりさんポーズ」をするAKB48鈴木まりや

映画『こっくりさん 劇場版』の初日舞台挨拶が、26日、都内・ワーナーマイカルシネマズ板橋で行われ、キャストの鈴木まりや(AKB48)、片岡明日香、梅本静香、後藤那奈と永江二朗監督が出席した。

映画『こっくりさん 劇場版』は、少年の白骨化事件のニュースに釘付けになっていた女子高生・絵梨(鈴木)の母・友子が、翌朝急死してしまい、後日、友子の友人の息子だと名乗る男が絵梨を訪ねる。男に、事件は"こっくりさん"と密接な関係にあることを聞かされた絵梨は、霊視能力のある担任・北村(片岡)と共に、呪いを解くため母の故郷へ向かう……というストーリー。監督は、映画『2ちゃんねるの呪い 劇場版』でネットの都市伝説を描いた永江二朗。

映画初出演で主演を果たした鈴木は、「渋谷の占い師さんに『ホラーをやった方がいい』と言われてたので、お話を頂いたときは、不安より楽しみの方が大きかったです。撮影はすごく短かったけど、初めて映画に出られて嬉しい」と女優デビューに喜び、「最後のシーンは廃校で撮影したんですが、本当に怖かったので、1番観て欲しいです」と笑顔で見どころを語った。撮影については片岡が「数学の先生役でしたが、数学は苦手(笑)。授業のシーンはアドリブだったんですけど、高校生の設定だったのに中学校の内容をやってました」と告白。鈴木も「深夜の撮影で、お腹が空いちゃって……。マイクにお腹の音が入ってしまい、何度も撮り直しになってしまいました」と微笑ましいエピソードを明かした。

片岡明日香

梅本静香

後藤那奈

誰もが1度はやったことがあるだろう霊交信の"こっくりさん"だが、鈴木は「高1の時に教室を閉め切って"こっくりさん"をやったら、動いたけど文にならないし、"こっくりさん"も帰ってくれなくて。『もう終わります!』って宣言して止めました。だから、映画出られたのかな?」と思い出を吐露。「撮影中、動いたらどうしようって怖かった」(梅本)、「まりやちゃんが、撮影中に『こっくりさん、やりましょう!』って言ってきて。年上の貫録を見せなきゃと思ってましたが、内心ビクビクしてましたよ」(片岡)、とキャストは鈴木の肝っ玉の太さに感嘆していた。

最後に鈴木は「AKB48で、アイドルとして活動してるけど、可愛く映らなくていいやって思いました。色んな筋肉使って、今まで見せたことがないような表情を出してます。こっくりさんポーズも流行らせたいですね」と元気にアピールした。

左は永江二朗監督

映画『こっくりさん 劇場版』は、全国公開中。