パナソニックは15日、企業・法人向けの堅牢タブレットとして「TOUGHPAD FZ-A1シリーズ」を発表した。OSはAndroid 3.2。16日より受注を開始し、2012年5月より発売する予定。ラインナップは標準モデルの「FZ-A1BDAAZAJ」と3G通信モジュール内蔵モデルの「FZ-A1BDAAEAJ」の2機種。企業向けリセラー経由の販売のみで、店頭および個人向け通販は予定されていない。価格は10万円弱の見込み。

TOUGHPAD FZ-A1シリーズ

同社の堅牢ノートPC「TOUGHBOOK」の技術を継承しており、マグネシウム合金製ケースとエラストマー樹脂製のコーナーガードで120cmの落下試験に耐える頑丈さを確保。耐水・耐塵性能はIP65準拠。また、FIPS140-2レベル2相当のセキュリティプロセッサを備えたMarvell製SoCの搭載により、ハードウェアレベルの強固なセキュリティを確保した。ディスプレイはダイレクトボンディング低反射構造で屋外でも見やすい。日本・米国・欧州の主要国での安全・無線・EMC規格に適合したグローバル対応の製品となっており、オプションでグローバルの保守サービスも用意されている。

主な仕様は、プロセッサがMarvell製デュアルコアSoC(1.20GHz)、RAMが1GB LPDDR2、フラッシュメモリが16GB+microSDカード最大32GB、ディスプレイが10.1型TFTカラー液晶(1,024×768ドット、静電容量式マルチタッチスクリーン/デジタイザー)、ネットワーク機能がIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR。OSはAndroid 3.2。外部インタフェースはmicro USB 2.0、microSD(SDHC、最大32GB)、micro HDMIを搭載。カメラは前面200万画素、背面500万画素。サイズ・重量は、W266.3×D212.0×H17.0mm(突起部を除く)、約970g(非無線WANモデル、ペンを除く)。バッテリ駆動時間は約10時間。