ソニーは8日、デジタルフォトフレーム「S-Frame」シリーズの新モデル「DPF-WA700」および「DPF-W700」を発表した。発売は「DPF-WA700」が11月25日の予定で、「DPF-W700」が2012年1月27日の予定だ。価格はオープンで、推定市場価格は「DPF-WA700」が20,000円前後、「DPF-W700」が15,000円前後となっている。

「DPF-WA700」(上段)、「DPF-W700」(下段)ともにカラーはブラックとホワイトの2色を用意

両モデルとも無線LAN接続(IEEE802.11b/g/n)に対応した製品。アカウントを設定しておけるので、携帯電話やスマートフォンで撮影したデータをメール添付で送信し、本製品で表示させることができる。これは、スマートフォンやカメラ機能付き携帯電話で写真を撮る人が増え、メモリカード経由でフォトフレームに撮影データをコピーする手間を省きたいというニーズを踏まえたものだ。

また、パソコン内に保存しておいた画像をLAN経由で観賞したり、「Facebook」や「Personal Space」にアップされた写真を表示させることも可能。Personal Spaceはソニーが運営する写真共有サービスだ。

DPF-WA700とDPF-W700の主な違いは、WA700のみ動画・音楽再生が可能な点。DPF-WA700の対応ファイル形式は、動画がMPEG-1、MPEG-4、H.264、MotionJPEG、音声がMP3、AAC、リニアPCM、WMAだ。静止画ファイルは両モデルともJPEGに対応する。

画面はどちらも7型・800×480ドット表示の液晶を採用。視野角は左右140・上下110度、輝度は約200cd/平方m、バックライトはLED(バックライト寿命は約20,000時間)となっている(いずれも共通仕様)。

両モデルともデータ転送手段としては、1GBの内蔵メモリや、メモリースティックデュオ(PRO/PRO-HG含む)とSD/SDHCカード対応のメモリカードスロットを備える。その他、USBポートを2基(Aタイプ端子×1、mini-B端子×1)も搭載。

サイズ/重量はDPF-WA700が約W200×D80.2×H140.5mm/約525g、DPF-W700が約W201×D61.6×H130mm/約425gだ。消費電力はDPF-WA700が最大で約13.3W、通常時で約5.6Wで、DPF-W700が最大で約14W、通常時で約5.9Wとなっている。