JAバンク(JA・信連・農林中央金庫)は1日、今回JA系統独自の農業融資資格制度を創設し、全国のJAバンクの農業融資担当者など311人に、『JAバンク農業金融プランナー』の資格を付与したと発表した。

JAバンクでは、資格制度創設の目的として、農業融資の実務に即した資格の取得を通じ、JAバンクの農業融資担当者の資金相談・経営相談などに関する知識・ノウハウの一層の充実を図り、多様化・専門化する農業者の金融ニーズに応えていくことを挙げている。

資格の概要

  • 呼称:『JAバンク農業金融プランナー』

  • 取得要件:所定の業務検定試験の合格者

業務検定試験の概要

  • 名称:「農業融資実務」

  • 実施頻度:年2回(10月、2月)

  • 出題範囲:業界動向、農業簿記・税務、経営分析、融資審査、経営改善提案などの実務的項目を中心に出題

(※別途、本検定試験に連動する通信研修コースあり)

なお、今回誕生した311人の『JAバンク農業金融プランナー』は、今年10月に初めて実施した第1回目の上記検定試験の合格者を対象に、資格を付与したものとなっている。

JAバンクでは、この『JAバンク農業金融プランナー』制度を通じて、「今後も農業融資に関する人材育成に取り組み、農業メインバンク機能の一層の強化や6次産業化など、農林水産業の発展に向けた取組を推し進めていく」としている。