損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)の関連団体である損保ジャパン美術財団はこのほど、「東日本大震災チャリティー 損保ジャパンコレクション展」における全観覧料を公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団に寄付したと発表した。

今回の"展覧会の全観覧料寄付"は、文化庁からの「被災文化財の援助と修復(文化財レスキュー事業)」への協力依頼に応えて実施されたもの。損保ジャパン美術財団は、6月4日から7月3日まで損保ジャパン東郷青児美術館(東京・新宿)にて「東日本大震災チャリティー 損保ジャパンコレクション展」を開催。損保ジャパンおよび同美術館が所有する作品群から、これまであまり展示する機会がなかった作品を中心に展示が行われたという。

発表された寄付金額は158万7,210円で、これには今回の展示会の観覧料全額および美術館に設置した募金箱への募金が含まれている。なお、7月15日には同財団の佐藤正敏理事長が文化庁を訪れ、文化庁長官の近藤誠一氏に目録を手渡したとのこと。