IGRいわて銀河鉄道は8月1日より、三陸鉄道の社員4名を正社員に採用することを発表した。現時点では1年間の期限付き採用となる予定。

同じ岩手県内の第3セクター鉄道であるIGRいわて銀河鉄道(写真左)と三陸鉄道(同右。2006年撮影)。復旧まで、三陸鉄道の社員をIGRが受け入れることに

三陸鉄道は東日本大震災で甚大な被害を受け、現在は北リアス線の陸中野田~小本間と、南リアス線全線(釜石~盛間)で運行を見合わせている。

今回の社員採用は、三陸鉄道からの要請を受けて実現したもの。来年7月31日までの期限付きながら、出向や派遣ではなくIGRいわて銀河鉄道の正社員として採用することになった。入社後はIGRの借り上げ住宅に入居し、賃金や手当てはIGRが支給。駅員見習いや車掌見習いなどを経て、12月より車掌業務を開始する予定となっている。

なお、来年8月以降に関しては、「三陸鉄道の復旧状況等を勘案しながら、両社で協議していきます」(IGRいわて銀河鉄道)とのこと。