NTTスマートトレードは、6月21日に「資金決済に関する法律」(資金決済法)に基づく「資金移動業者」登録を完了し、「ちょコム送金」サービスを7月4日開始した。

送金事業は2010年4月に施行された「資金決済法」により、銀行以外にも送金事業への参入が認められた。インターネットやソーシャルメディアの普及により、個人間(C2C)取引が増えているが、C2C取引は少額取引の割合が多く、ネットオークションにおいては、落札価格が1,000円以下で約40%、3,000円以下で約70%となっている。

gooリサーチで行ったアンケートでは、落札者としてオークションに参加した半数近くが「支払手数料が高い」と感じているといい、15%が煩雑な手続きに不満を持っている。

今回サービスを開始した、ちょコム送金は、少額かつ頻繁な個人間の送金に対応したサービス(現在は法人名義での口座開設はできない)。送金方法は、(1)ちょコム送金口座間で送金する、(2)ちょコム送金口座を持っていない人がクレジットカードを使って送金する、の2通りがある。

「ちょコム送金」ページ画面

クレジットカード送金の手数料は送金額の3.15%(最低手数料1円)と、少額でも安い手数料で送金できるため、「これまでは難しかった低額商品や低額サービスの提供が可能になる」(NTTスマートトレード)。

具体的なちょコム送金の特徴として、メールアドレス宛てに送金できる、受取れることがある。gooリサーチのアンケート結果によると、オークションで出品者として代金受け取りのために、自分の銀行口座の名義や口座番号を落札者に知らせることについて70%近くが「抵抗がある」「少し抵抗がある」としている。

ちょコム送金は、自分の銀行口座情報を相手に教える必要はなく、「ちょコム会員登録メールアドレス」を通知するだけで送金を受取れる。また、オプションを購入すれば受取人名をニックネーム(ショップ名・ブログ名など)で表示することができる。

また、ちょコムクレジットカード送金は、クレジットカードを使って第三者に送金できる"日本初"のサービス。「ちょコム送金口座」を持っていなくても、通常のネットショッピングのカード決済と同様の手続きで送金できるので、「販売側の代金の回収・集金が容易になる」(NTTスマートトレード)。送金者には、翌月以降、カード会社から送金代金(手数料含む)の請求が届く(キャッシングにはならない)。

ちょコム送金概要図

クレジットカード送金の手数料は、送金金額の3.15%(小数点以下切り捨て/最低1円)。100円の送金手数料は3円、500円の送金手数料は15円と、「少額の送金なら他の送金決済手段に比べて圧倒的に安い手数料となっている」(同社)。口座間送金の手数料は1回50円だが、「送金フリーオプション」(年500円)を購入すれば何回送金しても無料。頻繁に少額の送金を行う人にとっては、送金手数料を大幅に節約できる。

そのほか、「24時間送金可能、送金通知がメールで届くので取引がスピーディに」「受取金額上限はオプション購入で拡大」「本人認証サービスの採用で安心」「商取引を伴わない、個人的な目的の送金も可能」などの特徴がある。