SBI証券は28日、多くの顧客から要望があったという、Androidに対応した株取引アプリ「SBI株取引for Android」を、6月30日から提供開始すると発表した。

「SBI株取引for Android」は、iPhone向け株取引アプリ「SBI株取引」同様、口座管理から発注までアプリ内で完結するほか、Android向けに最適化された直感的なデザインと操作性が特徴。登録銘柄も最大1,000銘柄可能であるなど、基本機能も充実している。

最大の特徴は、複数気配値画面(板画面)から価格を指定した直接発注が可能なこと。これによりPCなどのトレーディングツールと同様に、板画面を見ながら価格を指定して発注を行うというアクションが可能で、「これまで以上に快適に取引できる」(SBI証券)。

「SBI株取引for Android」画面イメージ

主な機能として、(1)多彩な情報表示、(2)最大1,000銘柄の登録リスト(20リスト×50銘柄)、(3)各種マーケット情報、(4)口座管理、(5)注文照会、がある。

「多彩な情報表示」については、気配値、クオート、証金残、グラフィカルなチャートなど、多彩な側面から対象銘柄を確認することができる。チャートでは、横画面表示や縦軸・横軸のそれぞれに設置した「つまみ」により、細かな情報も確認することができ、情報の見やすさと操作性を実現している。

「最大1,000銘柄の登録リスト」では、好きな銘柄を任意のリストにして最大1,000銘柄(20リスト×50銘柄)まで登録・編集することが可能。リストや銘柄の並び替えは自由に行うことができるので、状況によって登録銘柄を並び替えることにより、銘柄情報を逐一把握することができる。

「各種マーケット情報」では、主要指標や各種ランキングを確認することが可能。国内指標・指数のほか、国内市場だけでなく海外市場など、幅広いマーケット情報を把握することができ、銘柄の情報についてもスムーズに確認することもできる。

「口座管理」では、保有銘柄や信用建玉、買付余力や信用建余力、評価損益など、口座に関する情報を確認することができる。

「注文照会」においては、未約定の注文や、過去の注文情報、当日に約定した取引の情報などを確認することが可能。注文詳細画面から訂正・取り消しなどの画面へワンタッチで遷移することができる。

アプリの提供は無料で行うが、パケット通信費用については、顧客が別途負担する。