楽天証券は18日(予定)、同社トレーディング・ツール『マーケットスピード Ver10.2』をリリースする。同ツールは、国内株式の銘柄をひらがなやブランド名などで検索できる機能を搭載するほか、重複上場銘柄の主市場登録が容易にできるなど、利便性の高い機能を提供する。

『マーケットスピード Ver10.2』は、カスタマーサービスに寄せられた顧客の要望を反映。主な機能として、「国内株式の検索機能の拡充」「重複上場する銘柄の主市場登録の利便性を向上」「表示可能指数の追加」「信用取引の維持率表示を改善」を実現する。

「国内株式の検索機能の拡充」では、従来、国内株式の銘柄検索は当該銘柄の名称の全部もしくは一部を入力する必要があったが、今回のバージョンアップにより、当該銘柄の店舗名やブランド名、サービス名など、企業名よりも知名度の高いいくつかのキーワードで検索することが可能になる。

『マーケットスピード Ver10.2』では、国内株式の銘柄をひらがなやブランド名などで検索できる機能を搭載

また、国内市場に上場しているETF(上場投信)も、指標となる指数のカテゴリにより検索できるよう改善する。

「重複上場する銘柄の主市場登録の利便性の向上」では、東京証券取引所と大阪証券取引所の両方に上場する銘柄について、「登録銘柄画面」や「ザラバ情報」などに登録する際、事前に当該銘柄の主市場がわからなくても、「主市場」を選択すれば自動的に主市場での表示登録をする。

「表示可能指数の追加」では、顧客から要望の多かった、2010年上場の国内ETF「JASDAQ-TOP20上場投信(1551)」の対象指数である、「JASDAQ-TOP20」指数の表示が可能になる。

「信用取引の維持率表示の改善」では、信用取引において、追証判定時の保証金維持率を翌営業日でも確認できるようになる。