あさ出版は『東大人気教授が教える 思考体力を鍛える』(西成活裕 著)を発売した。価格は1,470円。

東京大学で「渋滞学」を専門に教鞭を執る物理学者・西成活裕氏は、「集中できない」「短絡的に考えてしまう」「選択を誤ってしまう」「機転が利かない」「騙されやすい」「落ち込んだとき、立ち直れない」……これらはすべて「思考体力」が身についていないことが原因で起こるものだと説く。

渋滞学とは西成氏が命名した学問の分野で、これまでに高速道路の渋滞緩和、ATMやレジ、ラーメン屋の行列解消、さらにサウジアラビアの依頼で聖地巡礼者の混雑の解消など、多岐にわたる分野における難題の解決に力を発揮してきた。西成氏はこうした様々なジャンルの人々と接するうち、成功している人は皆「思考体力」があるという共通点に気づいたという。

思考体力とは「考え続けられる力」のこと。どんな困難でも、あきらめず考え続ければ乗り越えられる。そして思考体力は年齢、学歴、環境を問わずトレーニングによって鍛えることが可能だという。本書では、この思考体力を構成する6つの力を柱に「考え続ける力」の鍛え方を説明する。

「思考体力」6つの力

  1. 「自己駆動力」―行動を促すエンジン部分
  2. 「多段思考力」―思考の階段を上り続ける
  3. 「疑い力」―立ち止まり、思考のループを回し続ける
  4. 「大局力」―時間と空間をみわたす
  5. 「場合分け力」―選択肢に迷ったときに
  6. 「ジャンプ力」―これ以上進めないときにこそ使う

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