日本実業出版社は『6つの戦略で勝ち続ける 経営戦略 パーフェクトセオリー』(手塚貞治 著)を発売した。価格は2,100円。

『もしドラ』ブームで一躍脚光を浴びたピーター・ドラッカーをはじめ、マイケル・ポーター、フィリップ・コトラーなど、著名な経営学者の提唱した戦略はその時代によって流行り廃りがある。一方でポーターに代表される競争戦略や、銀行提出で利用される経営計画はいまだに多用されている。また、日本型経営や有名経営者のビジョナリー経営など、人によって「経営戦略」はさまざまである。

戦略は1つだけ使っても成功しがたいもの。本書は世の中の経営戦略を以下の6つに分類し、戦略"すべて"を使うことで、どんな状況でも打破できる、と謳う。

  1. 改善基点型(トヨタ式、カイゼン)
  2. 計画基点型(経営計画・シナリオプランニング)
  3. 環境基点型(ポーター・ブルーオーシャン)
  4. 資源基点型(VRIO・コアコンピタンス)
  5. ビジョン基点型(起業精神・カリスマ経営者)
  6. 創発基点型(ミンツバーグ・知的創造理論)

各戦略のケース紹介において、"都合の良い設定"は存在しない。同一条件の製造業とサービス業の2社を想定し、各戦略の効果を具体的に説明しながら、メリット及びデメリットを見渡すことが出来る。そして、戦略がどのように補完し合い最大の効果を上げているのかを明確に把握できるという。


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