西日本シティ銀行は、同行連結子会社NCB リサーチ&コンサルティング調査部と共同で行った「夏のボーナス使いみち調査」の結果を公表した。同調査は、福岡県内のボーナスがある家庭の主婦500人を対象に行われた。有効回答率は98.6%。

今年の夏のボーナス支給予想は、昨年夏と比較して 「多くなる」は1.9ポイント増加。昨年夏よりボーナスが「少なくなる」と予想する割合は5.0ポイント減の31.3%だった。

一方、夏のボーナスで自由に使える金額は、昨年に比べ夫は3,000円ダウン、妻は4,000円ダウンした。ボーナスが「少なくなる」と予想する割合が減少したものの、節約志向から自由に使える金額は減少している。夏のボーナスの使いみち予定の1位は「貯蓄」で60.0%。2位は「旅行・レジャー」(42.2%)だった。

ボーナスを貯蓄する目的で最も多かったのは「将来の生活費補てんのため」(40.0%)。2位は「老後資金の備え」(34.3%)となり、経済の先行きや雇用に対する不安は依然強く、将来への備えが上位を占めていることが窺える。ボーナスを貯蓄する際の考え方では、「元本の安全性を重視したい」が51.7%で1 位となった。関心がある金融商品の1位は「預貯金」(74.2%)で、2010年夏より15.1ポイント大幅に増加して70%台に到達した。