アップルは3日、同社のオールインワン型パソコン「iMac」に、クアッドコアのCore i5プロセッサとThunderboltインタフェースを搭載した新モデルを発売した。これまでどおり21.5インチ/27インチの2ラインが用意され、それぞれに仕様の異なる2モデルが用意される。価格は、21.5インチモデルが108,800円より、27インチモデルが154,800円より。

新型iMac

今回の新モデルでは、全モデルでクアッドコアのCore i5プロセッサを搭載しているほか、2月に発表されたMacBook Proで初めて採用されたThunderboltインタフェースに対応、さらに新しいFaceTime HDカメラを搭載している。同社では、これらによって新iMacは従来にくらべて最大70%高速化し、新しいグラフィックスの性能は最大3倍に向上したとしている。

21.5インチモデルは、2.5GHzモデルが108,800円、2.7GHzモデルが134,800円。メモリはいずれも4GB(2GB×2)、光学ドライブはSuperDrive(DVDスーパーマルチドライブ)。ストレージは2.5GHzモデルが500GB、2.7GHzモデルが1TB。グラフィックスは、2.5GHzモデルがRadeon HD 6750M、2.7GHzモデルがRadeon HD 6770Mで、いずれもビデオメモリは512MB。ディスプレイの解像度は1,920×1,080ドット。

27インチモデルは、2.7GHzモデルが154,800円、3.1GHzモデルが178,800円。メモリは4GB(2GB×2)で光学ドライブはSuperDrive(DVDスーパーマルチドライブ)、ストレージは1TB。グラフィックスは、2.7GHzモデルがRadeon HD 6770M(512MB)、3.1GHzモデルがRadeon HD 6970M(1GB)で、いずれもビデオメモリは512MB。ディスプレイの解像度は2,560×1,440ドット。

21.5インチモデル(左)と27インチモデル(右)が用意される

オンラインのAppleストアのみのオプションとして、21.5インチモデルで2.8GHz、27インチモデルで3.4GHzのクアッドコアCore i7が選択できるほか、メモリの8GB/16GBへのアップグレード、ストレージの2TBへのアップグレードや256GB SSDの追加などが可能になっている。また27インチ3.1GHzモデルではビデオメモリを2GBにアップすることも可能。

Thunderboltインタフェースは、21.5インチモデルでは1基、27インチモデルでは2基を装備する。このほか、FireWire 800×1、USB 2.0×4、SDXCカードスロット、ヘッドホン出力/光デジタルオーディオ出力、ライン入力/光デジタルオーディオ入力、ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、SDXCカードスロット、FaceTime HDカメラなどを搭載している。OSはMac OS X Snow Leopardで、iLife '11が付属する。

本体サイズ・重量は、21.5インチモデルがW528×D188.5×H45.1mm、9.3kg。27インチモデルがW650×D207×H517mm、13.8kg。

27インチモデルの正面(左)と背面(右)